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サン=テグジュペリが描いた「星の王子さま」のイラストが3億ウォンで落札

サン=テグジュペリが描いた「星の王子さま」のイラストが3億ウォンで落札

Posted June. 18, 2018 07:42,   

Updated June. 18, 2018 07:42

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「星の王子さま」の作家アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリが描いたラブレターのイラスト(写真)が16日(現地時間)、24万500ユーロ(約3億ウォン)で売れた。AP通信によると、フランスの美術品オークション会社「アールキュリアル」は同日、オークションに出てきたサン=テグジュペリの作品49点のうち、このイラストが最高価格で落札されたと発表した。

イラストは、1942年頃水彩画で描かれ、ラブレタ-と一緒に袋に入れて送ったもので、サン=テグジュペリが1943年、小説を通じて創造した主人公「星の王子さま」にそっくりだ。サン=テグジュペリは、星の王子さまのイラストを他のイラストレーターたちに頼んだが、気に入らず、結局自分が直接描いた。星の王子さまのイメージは、1年前のラブレタ-の絵から始まったことになる。

オークション会社は、イラストで星の王子さまと似た人物が、長い手紙の巻物を垂らしているのは、サン=テグジュペリがとある女性に贈る11ページの手紙を意味すると説明した。また、イラストが描かれた手紙は、サン=テグジュペリの最後の手紙である可能性が高いと明らかにした。

その手紙を誰に送ったものかは知られていなかった。1942年、サン=テグジュペリがニューヨークで星の王子さまを書いた時は、エルサルバドル出身の魅力的な婦人、コンスエロ・スンシン・デ・ サンドバルが手助けした。サン=テグジュペリが残したラブレターも、妻宛に書いたものが最も多かったが、作家には金持ちで知的な女性実業家ネリー・ド・ヴォギュエという恋人もいた。星の王子さまは今まで1億部以上が売れた。


周成河 zsh75@donga.com