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梁承泰前最高裁長官「裁判介入や駆け引きは考えられない」

梁承泰前最高裁長官「裁判介入や駆け引きは考えられない」

Posted June. 02, 2018 09:04,   

Updated June. 02, 2018 09:04

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梁承泰(ヤン・スンテ)前最高裁判所長官は1日、裁判に不当に関与したり、最高裁判所に批判的な裁判官に不利益を与えたことなどないとしながら、司法行政権を乱用したとする疑惑を強く否定した。

梁氏は同日、京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)にある自宅前で行った記者会見で、「最高裁や下級審裁判に不当に介入したことなどない。裁判をネタに取引することは考えられないことだ」と語った。その上で、「私が干渉したり口出しして、目的のために最高裁の裁判が歪曲されたと考え、それを既成事実化しようとする人がいるが、全く事実でない」と強調した。これは金命洙(キム・ミョンス)最高裁長官が前日の国民向け談話で、「裁判の進行や結果に影響を与えようとする試みを封鎖する」と明らかにしたことを狙ったものと見られる。

梁氏は、「(上告裁判所の導入を)反対する声があり、それに対して行政処が不適切な行為を行ったと聞いている。それは間違ったことだ」としながらも、「当該裁判官に偏った措置を取ったり、不利益を与えたことなど全くない」と主張した。

金長官は、梁氏の会見直後に全国の裁判官宛に送った電子メールで、「誤った慣行や文化を変えなければならない。各裁判所の裁判官会議などを通じて知恵を集めてほしい」と呼びかけた。

同日、全国裁判官代表会議は、内部投票を経て、410件の司法行政権乱用疑惑文書をコピーの形で提供するよう、裁判所行政処に要請した。


全主榮 aimhigh@donga.com · 金允秀 ys@donga.com