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実務会談で略式儀仗隊儀礼、「北朝鮮の誠意の表示」

実務会談で略式儀仗隊儀礼、「北朝鮮の誠意の表示」

Posted May. 28, 2018 08:29,   

Updated May. 28, 2018 08:29

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26日、板門店(パンムンジョム)の北朝鮮側統一閣で極秘裏に開かれた第2回南北首脳会談に先立ち、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は北朝鮮軍儀仗隊の栄誉礼を受けた。格と儀式が大幅に縮小された実務型の会談だが、国賓に対する礼を示そうとする金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の意向が反映されたとみえる。

会談開始約1時間前から赤いカーペットが敷かれた統一閣玄関の左右に制服姿の北朝鮮軍儀仗隊約20人が小銃を持って並んだ。しばらくして文大統領が到着し、金正恩氏の妹の金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長の出迎えを受けて車両から降りると、一番前の北朝鮮軍指揮官が「敬礼」と叫び、儀礼用の剣を持って敬礼した。同時に他の儀仗隊員も一斉に敬礼の姿勢を取った。「4・27首脳会談」時、韓国側の儀仗隊の規模(約300人)と行事内容に比べると略式だが、それなりの礼を尽くそうとしたと軍は見ている。

27日、北朝鮮の朝鮮中央テレビは、「文大統領を出迎えるために朝鮮人民軍名誉衛兵が整列した」と報じ、儀仗隊の栄誉礼の様子を放送した。「朝鮮人民軍名誉衛兵」は、国家行事の儀式を担う部隊で、韓国の陸海空軍合同儀仗隊に該当する。2000年と2007年に平壌(ピョンヤン)で開かれた南北首脳会談で、金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領も北朝鮮軍儀仗隊の栄誉礼を受けた。金氏は平壌の順安(スンアン)空港で、盧氏は平壌市内でそれぞれ儀礼を受けた。


尹相虎 ysh1005@donga.com