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「一般道路がもっと危ない」デンマークと豪州は50キロに下げる

「一般道路がもっと危ない」デンマークと豪州は50キロに下げる

Posted April. 17, 2018 08:14,   

Updated April. 17, 2018 08:14

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2016年の1年間、スピードの出しすぎによる交通事故だけで194人が命を落とした。2013年は同じ理由で144人が亡くなった。事故は3年間で34%も増加した。一方、同期間交通事故全体の死亡者は16%も減少した。

多くの人たちは、高速道路や都心の自動車専用道路でのスピード違反による死亡事故が多いと思うかもしれないが、現実は正反対だ。スピードの出しすぎによる交通事故死亡者の96%は一般道路で死亡した。一般道路のほとんどは、制限速度が時速60キロとなっている。ソウルなどの一部の地域では、歩行者が利用する道路のうち、制限速度が時速70、80キロのところもある。代表的なところがソウル良才(ヤンジェ)通りだ。横断歩道が6つも設置されていて、常に歩行者が横断する場所だが、制限速度は時速70キロだ。

16日、三星(サムスン)交通安全文化研究所によると、韓国をはじめとする世界主要16カ国の一般道路の制限速度を調査した結果、韓国が最高時速80キロで最も高かった。一方、海外ではほとんどの国々で時速50キロと定められている。米国、日本、オランダぐらいが歩行者通行が少ない一部の道路に限って、時速60キロ前後と定めている。このうち、デンマークは制限速度を時速60キロから50キロに落とすと、死亡事故が24%も減少した。豪州も一般道路の速度を50キロに下げると、死亡は12%、重傷は最大で40%まで減少した。

これらの国々が制限速度の「ダイエット」に出たのは、速度を上げても、実際の車両通行時間の短縮にあまり効果がないからだ。長いところは数百メートル、短いところで100メートル間隔で設置された信号と横断歩道、そして多くの通行量のせいで、都心の一般道路では制限速度ほど走るのが難しい。韓国交通研究院のハン・サンジン博士の研究チームが2013~2016年、蔚山(ウルサン)の一般道路を対象に測定した結果、都心の車両速度は交差点などの信号システムの影響を大きく受けた。制限速度は大きな影響はなかった。むしろ時速50キロの道路で1キロを走った時間が、60キロの道路より短いことが分析の結果分かった。

キム・サンオク三星交通安全文化研究所首席研究員は、「車と歩行者通行の多い都市部では、ほかの地域に比べて事故が多いのが当然だ。そのため、まず、車両速度を管理して事故を減らす政策を導入しなければならない。速度管理だけでも、事故発生と被害の減少に大きく役立つ」と強調した。


徐亨錫 skytree08@donga.com