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大統領府が請願掲示板の点検弐着手

Posted April. 17, 2018 08:14,   

Updated April. 17, 2018 08:14

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コメント世論操作を主導したキム氏(別名「ドゥルキング」・49)の事件を機に、大統領府が請願掲示板の点検に乗り出した。文在寅(ムン・ジェイン)政府発足後、最も熱いオンライン空間である請願掲示板にキム氏のように「マクロ(推薦数操作プログラム)」などによる世論操作が可能かどうか点検に出たのだ。

大統領府関係者は16日、「キム氏の事件を機に、大統領府の請願掲示板に対する点検を始めた」とし、「組織的な世論操作が疑われるケースはなかったが、あり得る副作用の防止のため」と説明した。大統領府は、コメントの数より請願同意の数が重要な請願掲示板の特性上、不法プログラムなどによる同意数の操作が可能かどうかを重点的に調べるという。請願掲示板は同意数が多い順に請願が掲載され、このうち20万人以上の同意を得た請願に対して大統領府が返答するシステムだ。

大統領府が掲示板の点検に乗り出したのは、操作が可能だと疑うだけの情況があったためだ。2月に大統領府は、カカオトークによる無制限の重複同意方法がインターネットに拡散すると、「一部のユーザーの不適切なログインが発見されたため、カカオトークとの連結を一時中断する」と公示した。現在、請願掲示板のアクセスは、フェイスブック、ツイッター、ネイバーアカウントだけが可能だ。

 

請願掲示板が開設後、オンライン世論戦の激戦地になったことも影響を及ぼした。昨年8月に開設された請願掲示板は、国民の関心が高まったことで、同日までに16万件以上の請願が寄せられた。自然に進歩・保守陣営に分かれた声を濾過なく含む請願も増えている。

このため、請願返答基準の上方修正など請願掲示板の運営方法の変更が必要だという声が大統領府内でも出ている。大統領府関係者は、「請願掲示板の趣旨が、社会の小さな声にも耳を傾けるということなので、特定の世論に偏らないようにする方法を悩んでいる」と話した。


韓相準 alwaysj@donga.com