Go to contents

ファン・ヨンデ達成賞の創設者が認知賞を告白、「障がいを乗り越えた勇気で認知症と戦う」

ファン・ヨンデ達成賞の創設者が認知賞を告白、「障がいを乗り越えた勇気で認知症と戦う」

Posted March. 17, 2018 09:00,   

Updated March. 17, 2018 09:00

한국어

「人は生きているうちに様々な苦痛を経験する。私も子供のとき小児麻痺で苦労したし、今は認知症と戦っている。だが苦痛に直面したとき、それを乗り越えられる意志は、人間に与えられた贈り物だ」

30年ぶりにホームで開催されるパラリンピックで、自身の名を取った「ファン・ヨンデ達成賞」の授賞者として出席するファン・ヨンデ大韓障がい人体育会顧問(80・写真)。ファン氏は16日、江原道平昌(カンウォンド・ピョンチャン)のアルペンシアリゾートで行われるファン・ヨンデ達成賞の記者会見で、自ら認知賞にかかったことを公開した。ファン氏は、障がいを克服した勇気で、また新たな苦痛と戦っている。ファン氏は、「どんな逆境に直面しても、乗り越えられる力があるのだから、今度も克服できると思っている」とし、「パラリンピックに参加した選手たちも後輩の障がい者たちにもお手本になるような若者になってもらいたい」と話した。

3歳のとき小児麻痺を患い脚が不自由なファン氏は、韓国の小児麻痺女性では初めて意思になった。ファン・ヨンデ達成賞は20代から障がい者権益運動を行ってきたファン氏が、1988年のソウルパラリンピックのとき約200万ウォンを国際パラリンピック委員会(IPC)に寄付したことから始まった。同賞は、パラリンピック出場選手の中で、障がいの克服や挑戦精神をもっとも立派に示した男女1人ずつの選手に授与される。表彰式は18日午後8時から開かれる閉会式の公式イベントとして行われる。今回の表彰式には歴代のファン・ヨンデ達成賞受賞者のうち6人がファン氏に感謝牌とメダルを伝える。


鄭允喆 trigger@donga.com