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カーリング・ミックスダブル銅のロシア代表、ドーピングで陽性反応

カーリング・ミックスダブル銅のロシア代表、ドーピングで陽性反応

Posted February. 20, 2018 09:01,   

Updated February. 20, 2018 09:01

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平昌(ピョンチャン)冬季五輪でメダルを獲得した「ロシアからの五輪選手」(OAR)1人がドーピング検査で陽性反応を示したことがわかった。今大会メダリストで摘発されたのは初めて。

国際オリンピック委員会(IOC)は19日、名前を公開せず、禁止薬物反応の件について事実関係を確認した。OAR本部は、「わが選手がドーピング規定を違反しているかも知れないという通報を受けた。現在サンプルBの検査が行われている」と明らかにした。現在、カーリングのミックスダブル(混合ダブルス)で銅メダルを獲得したアレクサンドル・クルシエルニツキ(26)の小便から禁止薬物の「メルドニウム」が検出された模様だ。

メルドニウムは血行の活発化を助ける薬物。世界反ドーピング機構(WADA)が2016年1月に禁止薬物に指定した。テニスのマリア・シャラポワ(ロシア)が服用したことが摘発され、2年間の資格停止処分を受けた薬物として知られた。

クルシェルニツキは美人カーリング選手で妻のアナスタシア・ブリズガロワ(26)とチームを組んで話題となった。ドーピングが確定すれば、クルシェルニツキ夫婦は銅メダルをはく奪される。4位だったノルウェーに銅メダルを与えられる。6位だった韓国のイ・ギジョン、チャン・ヘジ組は5位に繰り上げられる。

一方、今回の事件でロシアは閉会式でも国旗を掲げることが認められない可能性が高まった。ロシアは昨年明るみに出た組織的なドーピング不正で五輪で国家名や国旗の使用が認められない懲戒処分を受けた。IOCは五輪期間中にロシアが「クリーン」な姿を見せれば、24日に開催される執行理事会で懲戒を解除し、閉会式には国旗を掲げることを認める方針だった。


崔智善 aurinko@donga.com