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政府「GM疑惑について細かく突き詰めたい」、現地調査めぐり神経戦

政府「GM疑惑について細かく突き詰めたい」、現地調査めぐり神経戦

Posted February. 19, 2018 08:06,   

Updated February. 19, 2018 08:06

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韓国GMへの現地調査に関する具体的な時期と方法について双方の間でにらみ合いが拮抗している。GM側は2月末まで、韓国政府が資金を支援するかどうかを決めてほしいと圧迫している。一方、政府は、様々な疑惑を入念に突き詰めるという立場であり、決定は2月末以降に持ち越される可能性も考えられる。

KDB産業銀行は最近、韓国GMへの調査を行う会計法人1社を暫定的に選んだ。これと共にGM側の実務陣と調査の日程と手続き、範囲などについて調整している。

政府は、調査の過程で韓国GMをめぐる疑惑を入念に突き詰めたいと明らかにした。政府関係者は、「(GMと韓国政府の交渉期限は)必ずしも2月末とは考えていない」としながら、「GMが示した未来発展方向の真正性と、調査で様々な疑惑について入念に突き詰めた後、支援するかどうかを決めたい」と明らかにした。

政府が先月、米GMに対して、△中長期的経営改善計画、△韓国への施設投資計画、△高金利融資などを通じて韓国GMからお金を持っていったという疑惑解消の3つを要求したのは、韓国GMの経営状態について徹底的に把握したいという意味として受け止められている。豪州で政府支援のみを受けて撤退したのと同じ「食い逃げ」を防ぐというものである。

政府が要求した高金利融資とは、韓国GMが2013~2016年までGM関連会社に対して年5%前後の金利で4620億ウォンの利子を支給したというものである。これは起亜(キア)自動車(0.19~2%台)、現代(ヒョンデ)自動車(1.49~2.26%)・双龍(サンヨン)自動車(0.3~3.51%)など国内自動車メーカーの借入金金利の2倍を超えるものである。2014~2016年までの累積赤字より多い1兆8580億ウォンが研究開発(R&D)費として支出された点も注目すべき部分である。

GMは、豪州でも政府支援が打ち切られると、直ちに工場閉鎖を決定した前歴がある。豪州政府は豪州GMに対して、2001年から12年間、計1兆7000億ウォンを支援したが、批判が続くと2013年に支援を中止した。これに対してGMは、生産性と業績悪化を理由に、同年12月に工場撤退を決定し、昨年豪州工場を閉鎖した。

GMは、インドネシア、タイ、ロシア、インドなど生産性が下がったり、販売が減ったところでも相次いでリストラを進めてきた。


崔惠? herstory@donga.com · 姜有炫 yhkang@donga.com