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済州のゲストハウス

Posted February. 15, 2018 09:08,   

Updated February. 15, 2018 09:08

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「ノルモンシモン・コダクコダク」(遊びながら休みながらゆっくり)歩く済州(チェジュ)が手招きする。スピードに疲れた都市の人たちが、海のささやきの中で日常の疲れた心を癒す。オルムと海、原生自然、名前すら見慣れない素朴な村、海の中で海産物を取る海女たちは、島国の肌をそのまま見せる。済州では自分一人でゆっくりと歩くホンヘン足(一人旅する人)に簡単に会うことができる。ホンヘン族ブームは、ホテルやペンションが全てだった済州に数々のゲストハウスを誕生させ、新たな旅行文化を創り出した。

◆1人暮らしの世帯が500万戸の時代。「ヨロライフ」(現在の自分の幸せを一番重視しよう)の認識が広がり、美しい自然と登山、スキンスキューバなどの様々なレジャースポーツ、ヒーリング体験が可能な済州は、ホンヘン族の聖地として浮上した。ゲストハウスで毎晩行われるビールパーティーは、済州を訪れた若者たちに予期せぬ思い出をプレゼントする。済州特別自治道などによると、昨年、済州島を訪れた国内旅行1130万人のうち76.6%は一人または少数で済州を訪れたことが分かった。

◆済州に一人旅に来た20代の女性が首を絞められて死亡した状態で発見され、衝撃を与えている。今回の事件は、2012年7月、済州オルレ第1コースで40代の女性が殺害された事件を思わせるため、全国的な関心事件となった。殺害容疑者として指名されて、忠清南道天安(チュンチョンナムド・チョンアン)のとあるモーテルで自殺したハン・ジョンミン容疑者(32)は昨年、他の女性宿泊客を性暴行した容疑で在宅起訴の状態で裁判を受けているところだった。

◆昨年末基準で、済州のゲストハウスなどの民宿業者は3497件に上る。2013年の1449件より2.4倍に増加した。「済州暮らし」の夢を抱いて海を渡った移住民の増加も大きな影響を及ぼした。しかし、ゲストハウスは、現行法令では別途の業種に指定されておらず、正確な現況把握や管理が難しい。タイプによって、農漁村民宿、休養ペンション、観光宿泊業など、それぞれ営業をしている。管理人や従業員に関する情報は主務官庁すら知るすべがないという。ホンヘン族を狙った恐ろしい犯行は、済州のイメージにも致命的な傷になる。済州旅行の夢を壊さない対策が必要だ。

キル・ジンギュン論説委員


吉鎭均 leon@donga.com