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金正恩氏、「和解ムードをさらに」と金与正の訪韓結果に満足感示す

金正恩氏、「和解ムードをさらに」と金与正の訪韓結果に満足感示す

Posted February. 14, 2018 09:25,   

Updated February. 14, 2018 09:25

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が南北交流を強調し、再び対話戦略のアクセルを踏み込んだ。平昌(ピョンチャン)冬季五輪を通じて開かれた南北交流の突破口をさらに広げて対話ムードを確実にし、ひいては韓半島の主導権を握るという狙いだ。

金正恩氏は12日、金与正(キム・ヨジョン)党宣伝扇動部副部長から訪韓の結果報告を受け、満足を示し、「和解と対話の良いムードをさらに昇華させ、すばらしい結果を積み重ねることが重要だ」と述べたと、労働新聞が13日付で伝えた。「新年の辞」後、43日ぶりの2回目の対外メッセージだ。同紙は、「(金正恩氏が)今後、南北関係改善の発展の方向を具体的に示し、実務的対策を立てるよう綱領的な指示を与えた」と付け加えた。このため、4月1日に予定された韓米合同軍事演習の再開を控え、様々な対話攻勢をしかけてくるものと見える。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、平昌(ピョンチャン)五輪開会式に出席したラトビアのヴェーヨニス大統領と首脳会談を行い、「米国も南北対話を肯定的に見ており、北朝鮮との対話の意思を明らかにした」と述べた。文氏の言及は、金正恩氏が提案した南北首脳会談のカードに対して米国が予想よりも肯定的な反応を示し、韓米協力の下、会談の可能性を打診するという考えと見える。大統領府は、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長とマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)の電話会談などを通じて、金与正氏の訪問結果について意見を交わしたという。


ファン・インチャン記者 ムン・ビョンギ記者 hic@donga.com · weappon@donga.com