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中国の官辺学者も「北朝鮮核、現実論」

Posted February. 09, 2018 08:07,   

Updated February. 09, 2018 08:07

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7日夜遅くに放送された中国中央テレビの番組「環球視線」に出演した中国の2人の官辺学者が興味を引いた。中国外交部傘下の中国国際問題研究院の阮宗沢副院長と国際問題研究院国際戦略研究所の蘇暁暉副所長。

平昌(ピョンチャン)冬季五輪の南北の緊張緩和が、非核化、米朝交渉につながるかどうかがテーマだった。蘇副所長は、「米国が依然として北朝鮮に極限の圧力をかけている。普遍的には交渉に対して悲観的な見方が多い」と指摘した。中国の官辺学者も悲観論が多いという点を認めるという話だった。中央テレビにしばしば登場する彼の語り口調は普段のように落ち着いていて、感情は表わさなかった。

阮副院長は多少興奮して声が大きくなった。「そのように悲観的でない。機会はある。偶然会って挨拶でも交わすことが重要だ。目を開いて、外交の奇跡を作ることができるのか見なければならない」。蘇副所長は、振り向いて阮副院長を見ていた。司会者は、「(米朝が)偶然会う機会を期待してみる」と言って番組を終えた。外交部の立場を代弁する2人の官辺学者の意見が分かれ、興味深かった。国営メディアでなかなか見られない場面だった。

これに先立ち、中国国営の新華社通信に、普段から米朝対話を強調してきた金景一教授が、「スポーツの範囲を離れた米朝間の政治的接触の可能性は低い」と述べた。官辺学者の王俊生・中国社会科学院副研究員も、「米朝が接触しても意見が対抗すれば、韓半島情勢は再び悪循環に戻るだろう」と指摘した。国営メディアに悲観論を提起した蘇副所長、金教授、王副研究員は、厳しい韓半島情勢の「現実」を直視した。

番組を見て、最近インタビューした北京大学国際関係学院の賈慶国院長の「現実論」が思い出された。米朝間の意味ある非核化交渉の可能性を低く見た賈院長は、文在寅(ムン・ジェイン)政府が「もう少し現実的にならなければならない」と指摘した。米国の北朝鮮に対する武力使用を誰が歓迎するだろうか。しかし、賈院長はその可能性が高まった現実を直視し、最悪に備えてこそ韓米中3国間の不必要な衝突の可能性が減ると強調したのだ。「このような話を中国政府当局者としたのか」と尋ねた。

「非公式でした。韓半島危機の出現を認め、中国政府が備えなければならないという私の主張を支持する関係者がいた。(直接話せないが)誰が支持しているか分かる。中国の『双中断』(北朝鮮の核・ミサイル実験と韓米合同軍事演習の同時中断)は現在も成功していない。北朝鮮が核兵器開発を中断する考えがない状況で、どうすればいいのか中国政府も良い方法がない」。

韓半島での戦争は望まないが妙策がない中国が、南北対話を支持し、米朝交渉の機会をつかまなければならないと強調する理由だ。北朝鮮の核をめぐる現実が容易でないことを十分承知しているためだ。

今日、平昌(ピョンチャン)五輪の開会式が行われる。文在寅大統領、北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党宣伝扇動部副部長や金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、米国のペンス副大統領が行う米朝対話ゲームで何が起こるか分からない。阮副院長の期待が奇跡のように実現するかもしれない。しかし、賈院長らの悲観的現実論から目を背けてはならない。

賈院長に「あなたの話を大統領府が聞けば気分を害するだろう」と言った。「喜ぼうが気分が悪かろうが私の見解を言うだけだ。彼らは本当の話が聞きたいだろう」。


尹完準 zeitung@donga.com