ジョコビッチ破ったチョン・ヒョン、全豪オープン４強進出はなるか

チョン・ヒョン（２２＝韓国体育大学）が２４日午前１１時、豪州メルボルンでテニス・サングレン（米国、写真）と準々決勝進出をかけて対戦する。

２２日、ノバク・ジョコビッチ（セルビア）を破って韓国選手では初のメジャー大会ベスト８進出の偉業を果たしたチョン・ヒョンと対戦するサングレンも番狂わせを演じ、注目を集めている。

世界ランキング５８位のチョン・ヒョンは、先にミーシャ・ズベレフ（世界３５位）、ダーニル・メドベデフ（５３位）、アレクサンダー・ズベレフ（４位）を次々と倒した。二日前の３回戦でジョコビッチまで破ると、海外メディアは昨年１１月のネクスト・ジェネレーションで優勝したことに触れながらチョン・ヒョンを「次世代のテニススター」と持ち上げた。全豪オープン・ツイッターのメイン画面もチョン・ヒョンの写真に取り替えられた。

スポーツべっティング市場での地位も変わった。チョン・ヒョンは今大会前まではベッティング市場では無名に近かった。ところが、２３日、英国のスポーツブックメーカー大手のウィリアムヒルは、今大会の優勝確率を８人のうち４位に位置づけた。ベスト８に進出した選手のうちチョン・ヒョンの世界ランキングは７番目。チョン・ヒョンより優勝確率の高い選手はロジャー・フェデラー（２位）とラファエル・ナダル（１位）、グリゴール・ディミトロフ（３位）の順だった。

このようにチョン･ヒョンの価値が急上昇している状況ではあるが、今度ばかりは突風を警戒しなければならない。サングレンは世界ランキングは９７位だが、今大会ではトップクラスの選手たちを次々と制した。スタン・ワウリンカ（スイス＝８位）とドミニク・ティエム（オーストリア＝５位）らトップ１０の選手たちも下した。

このため、サングレンとの対決は激戦が予想されるが、チョン・ヒョンの勝利を占う見方が多い。チョン・ヒョンは今月９日、ニュージーランド・オークランドで行われた男子プロテニス（ＡＴＰ）ツアー・ＡＳＢクラシック１回戦でサングレンに２－１で勝利した。サングレンはサーブが強いのに対してチョン･ヒョンは最近威力的なリターンで勢いを伸ばしている。

金在亨 monami@donga.com