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陸軍初、女性兵士が戦車操縦手に 「後輩のロールモデルになりたい」

陸軍初、女性兵士が戦車操縦手に 「後輩のロールモデルになりたい」

Posted January. 17, 2018 09:08,   

Updated January. 17, 2018 09:23

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陸軍の機甲戦力である戦車操縦手として活躍する女性兵士がいることが16日、分かった。陸軍首都機械化歩兵師団ハンシン大隊所属のK1A2戦車操縦手、イム・ヒョンジン下士(24)が主人公。イム氏は創軍以来初めて全軍で1人だけの女性戦車操縦手だ。イム氏は極寒にもかかわらず、15日から5日間、K1A2戦車の操縦能力熟達のための酷寒期訓練に参加するなど活躍している。

陸軍によると、イム氏は軍が2014年に機甲兵科を含むすべての兵科で性別の制限を撤廃したことで、2015年9月に女性兵士として初めて機甲兵科で任官した。同年12月には首都機械化歩兵師団ハンシン大隊に転入し、「機甲戦力の花」と呼ばれる戦車の砲弾を発射する砲手の任務に就いた。2016年9月には砲手から操縦手に職務を変え、機甲兵科で任官した女性兵士の中で初めて戦車操縦手になった。現在、女性兵士の戦車操縦手は全軍でイム氏が唯一。これまでのイム氏の戦車操縦記録は2000キロにのぼる。

イム氏は戦場で敵の戦車を一気に破壊し、最短時間で敵の戦線を突破する戦車の戦闘力に魅了されて機甲兵科を選んだと話す。戦車は「地上軍の帝王」と呼ばれる。陸軍は、イム氏が厳しい教育訓練を通じて熟達した操縦能力に女性の繊細な感覚を加味し、重装備であるK1A2戦車操縦手の任務を模範的に遂行していると明らかにした。

イム氏は「素早い機動力が命の機械化部隊の精鋭戦車操縦手になるために最善を尽くして任務を遂行する」とし、「隊員に尊敬され、後輩のロールモデルになる素敵な女性兵士の戦車操縦手になりたい」と抱負を明らかにした。



孫孝珠 hjson@donga.com