平昌(ピョンチャン)冬季五輪の主要競技場の一つである江原(カンヌン)スピードスケート競技場の大会後の使い方の一つとしてプロスケート大会である「アイスダービー」(競氷)を開催するアイディアが持ち上がった。
アイスダービー・インターナショナルは14日、ソウル市世宗(セジョン)文化会館で開かれた公聴会で、「五輪後に江原スピードスケート競技場でアイスダービーを開催する案を推進する」と明らかにした。アイスダービーはスピードスケートとショートトラックを組み合わせた220メートルのアイスリンクで行われるプロのスケートレースで、競馬や競輪のように観客がレースにお金をかけることができる。アイスダービーは、氷上レースの他にフィギュアスケートやアイスホッケー、アイスショーなど様々なエンターテインメント要素を取り入れた。射幸性を批判する見解もあるが、スポーツとエンターテインメントを組み合わせた新たなビジネス分野だという見方もある。
アイスダービー・インターナショナルのヒョン・ドジョン代表は、「アイスダービーを導入すれば純収益638億ウォン、年間税金収入1575億ウォン、海外オンラインのベット収入510億ウォン、中継権や入場料などの収入300億ウォンが見込まれる」と主張した。国内でアイスダービーが推進されるのは初めてのことではない。
2011年に済州道(チェジュド)で関連ビジネスを推進したが法案が通過されず、頓挫した。アイスダービー・インタナショナルの関係者は、「一部の江原道住民を中心にアイスダービー開催に対して立法請願をしようとする動きも出ている」と話した。
鄭允喆 trigger@donga.com