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ビル・ゲイツ氏、「アルツハイマー病との闘い」に1120億ウォンを寄付

ビル・ゲイツ氏、「アルツハイマー病との闘い」に1120億ウォンを寄付

Posted November. 15, 2017 09:27,   

Updated November. 15, 2017 09:45

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エイズ、結核、ポリオなどの病気の撲滅に大金を寄付してきたマイクロソフト(MS)創業者のビル・ゲイツ氏(62・写真)が、今度はアルツハイマー病との戦いを宣言した。

13日(現地時間)、AP通信とCNBCによると、ゲイツ氏は同日、自分のブログで、「(アルツハイマー病)は私たちの人生後半を苦しめる病気の一つであり、社会に大きなリスクとなる病気だ」と主張し、病気との闘いに計1億ドル(約1120億ウォン)を投資すると発表した。

ゲイツ氏は自分が運営する「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」ではない個人のお金で、認知症関連分野で革新的研究を支援する「認知症発見基金(DDF)」に5000万ドル(約560億ウォン)を投資する予定である。残りの5000万ドルは、アルツハイマー病の関連研究を手がけるスタートアップに投資される。スタートアップの名前は明らかにしなかったものの、主流から外れた研究をしている企業を対象に投資が行われる予定だ。

ゲイツ氏がアルツハイマー病への大規模な投資を決めたのは、彼の個人的経験が大きく働いたと見られる。父親が近いうちに92歳の誕生日を迎えると明らかにしたゲイツ氏は、「家族のうち何人かがアルツハイマー病を患った」とし、「80代半ばになると、アルツハイマー病にかかる確率が50%近くになり、意味ある治療法なしに死亡に至らせる10大疾患の一つである」と述べた。また、「この病気により愛する人の精神的能力が落ちて苦労する姿を見るのはおぞましいことだ」とし、「知り合いが徐々に死んでいくことを経験しているようだ」と付け加えた。



李世亨 turtle@donga.com