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米戦略兵器の韓半島展開を「より頻繁に、より強く」、韓米国防長官がSCMで一致

米戦略兵器の韓半島展開を「より頻繁に、より強く」、韓米国防長官がSCMで一致

Posted October. 30, 2017 09:25,   

Updated October. 30, 2017 09:49

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米国が、北朝鮮に対する戦略兵器を動員した軍事圧力をさらに強化する模様だ。韓米両国が28日、ソウル龍山区(ヨンサンク)の国防部庁舎で開かれた第49回定例安保協議会(SCM)で、米戦略兵器の循環配備の拡大を推進することを決めた。今回のSCMは、韓米両国の新政権発足後、初めて開かれた。

宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官とマティス米国防長官はSCMで、高強度な対北武力示威が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の核・ミサイル挑発の抑止に有効だと評価した。両長官は、米戦略爆撃機と原子力空母打撃群などを「より頻繁に大胆に」韓半島に展開し、「常時循環配備の効果」を出すことで合意した。韓国は有事の際、整備や給油などを行うので戦略兵器の配備の回数を増やすよう米国側に要請したという。実際、今年の米戦略兵器の展開は例年より2倍ほど増えた。B1B超音速戦略爆撃機編隊が夜間に東海(トンへ・日本海)上の北方限界線(NLL)を越える「強気の示威」とF35Bステルス戦闘機の実爆撃訓練など内容も強まった。軍関係者は29日、「米国の武力示威が実戦のように行われ、北朝鮮が挑発をためらう兆候が感知される」と語った。また、両長官は先月初め、韓米首脳が合意した韓国軍のミサイル弾頭重量制限の解除を一日も早く履行することで合意した。今年中に韓米外交・国防当局間のミサイル指針改正の手続きが完了するという観測も流れている。さらに両国は、韓国軍の最先端軍事兵器の獲得(導入)・開発に向けて緊密に協力することで合意した。条件に基づく戦時作戦統制権返還の早期推進を議論し、協力することで意見が一致した。



尹相虎 ysh1005@donga.com