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アルツハイマーの発症を一滴の血で予測

Posted October. 24, 2017 08:03,   

Updated October. 24, 2017 08:14

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アルツハイマー病の進行状況を、症状が現れる前に診断できる技術が出てきた。

ソウル大医科大学の墨仁姫(ムク・インヒ)、李東映(イ・ドンヨン)教授チームは、認知症の症状が現れる前に血液検査でアルツハイマー病を予測できる技術を開発したと、23日明らかにした。これまでアルツハイマー病を診断するためには、発症後、アミロイド陽電子断層撮影(PET)と呼ばれる高価な脳画像検査を経なければならなかった。

研究チームは、血液に溶けているアミロイドタンパク質に注目した。血液からアミロイド蛋白質が多く検出されると、将来、アルツハイマー病に発展する可能性が高い。このアミロイドタンパク質の濃度を正確に測定できるなら、アルツハイマー病で脳細胞が損傷される前に病気を判断できる。

研究チームは、血液の中でタンパク質を分解する酵素を抑制する方法で、アミロイドタンパク質の濃度を正確に測定する技術を開発した。また、脳にアミロイドタンパク質が沈着することと関係が深いタンパク質と血液因子を4つずつ見つけた。研究チームが開発した方法で、従来の検査方法の90%の確率で正確にアルツハイマー病を予測できた。



オ・ガヒ東亜サイエンス記者 solea@donga.com