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済州道の風が明暗分ける、CJカップ二日目に大混戦

済州道の風が明暗分ける、CJカップ二日目に大混戦

Posted October. 21, 2017 07:46,   

Updated October. 21, 2017 08:09

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済州道(チェジュド)の強い風が流れを変えた。20日、済州道西帰浦市(チェジュド・ソギポシ)のナインブリッジGC(パー72)で行われた韓国初の米男子ツアー(PGA)大会であるCJカップ@ナインブリッジズの二日目は、風の影響で前日とはまるっきり違う展開となった。

大きな打撃を受けたのは米国のジャスティン・トーマス(24)だった。前日に9アンダーを叩き出して単独首位に出たトーマスだが、この日は3バーデ

ィー、5ボギーの2オーバーを記録し、通算7アンダー137で4位タイに後退した。風の方向も随時変わり、適応に手を焼いた。前日は85.7%だったフェアウェーキープ率もこの日は57.14%だった。前日にイーグルを奪った18番(パー5)ではバンカーショットがグリーンを超え、むしろスコアを一つ減らした。不調のトーマスはラウンドを終えた後、インタビューにも応じなかった。

この日スコアを一つ伸ばしたチェ・ジンホ(通算2アンダー142、24位タイ)は、「済州道は風が強いだけでなく風が渦巻く特徴があるため、思うように飛距離を調整するのが困難だ。経験豊富なPGAのプレーヤーたちも随時方向を変える風には対応に困っただろう」と話した。残りラウンドでも似たような天気が続く場合、トーマスが予測した優勝スコア(16~20アンダー)の達成は容易出ないだろうとの見方が出ている。

済州道の気候に慣れている韓国選手たちは、相対的に好成績を出した。前日に7オーバーと振るわなかったノ・スンヨル(26)は、二日目に出場選手の中で最多の7アンダーを記録し、通算イーブンパーの144(36位タイ)とスコアを伸ばした。

トーマスが失速する間、ルーク・リスト(32=米国)が単独首位に躍り出た。前日に4アンダーを記録したリストは、この日はボギーなしに5バーディーを奪い通算9アンダー135を記録した。

一方、ギャラリーたちのカメラシャッター音のため、一部の選手が不満を示す場面も見られた。外国とは違い、韓国で販売されているスマートフォンは、必ずシャッター音が出るように設計されている。トーマスはプレートの途中、「ノーカメラ、プリーズ」と叫んだ。キム・ミンフィ(25=6位タイ)は、「外国の選手たちに対して唯一恥ずかしいと思うところだ。動画を撮る際も、プレー前に撮影開始ボタンを押すなど(選手に)配慮してほしい」と訴えた。



姜泓求 windup@donga.com