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大統領府、「民主主義を示した」と原発公論化委を称賛

大統領府、「民主主義を示した」と原発公論化委を称賛

Posted October. 21, 2017 07:46,   

Updated October. 21, 2017 08:10

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大統領府は20日、新古里(コリ)5、6号機に対する「公論化委員会」の建設再開勧告で公論化委が見せた熟議民主主義の可能性を強調した。

任鍾晳(イム・ジョンソク)大統領秘書室長は同日、フェイスブックを通じて、「公論化委の勧告発表を見守り、驚きと共に敬虔な思いを抱いた」とし、「公論化委が見せた民主主義。大韓民国とその偉大な国民に無限の尊敬と謝意を表したい」と語った。大統領府は、今回現れた熟議民主主義モデルを今後発生する社会的葛藤にも適応する計画だ。大統領府関係者は、「賛否両論のある事案に対して、双方の溝を埋め、結果に承服して後遺症を最小化できるだろう」と話した。ここに大統領府が一貫して強調している「ろうそく精神」と「直接民主主義」が一脈相通じていることも影響を及ぼした。

しかし、選挙を通じて権限と責任を与えられた執権勢力が、法的機構でもない公論化委に国家の重大事の決定を委ねることは望ましくないという反論もある。匿名を求めたある与党議員は、「複雑で尖鋭な事案を解いていくのが政府と政界の役割であり義務だ。主要問題に対する解決策を『熟議民主主義モデル』から相次いで見出そうとすれば、ポピュリズムに流れる恐れもある」と指摘した。

高麗(コリョ)大学法学専門大学院の張永洙(チャン・ヨンス)教授は、「私たちが法と政府の決定に従うのは選挙を通じて代表性を認めたためだが、公論化委の委員たちには代表性がない」とし、「専門性、偏向性などの問題があるため、このモデルを広範囲に活用することは慎重でなければならない」と指摘した。



韓相準 alwaysj@donga.com