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北朝鮮の核に備えて、ハワイが12月から避難訓練

北朝鮮の核に備えて、ハワイが12月から避難訓練

Posted October. 21, 2017 07:46,   

Updated October. 21, 2017 08:12

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ハワイが、米50州で初めて北朝鮮の核・ミサイル攻撃に備えた住民避難訓練を12月に始める。核・ミサイル攻撃のサイレンが鳴った後、10~12分内に住民を避難させる訓練で、ソ連が崩壊した1990年代以降初めて実施される。

ハワイ緊急事態管理庁(FEMA)のトビー・クレアモント副庁長は18日(現地時間)、「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)とのインタビューで、「12月の第一週から毎月、北朝鮮の核・ミサイル攻撃にともなう住民の避難や電磁波の影響、放射能の灰などに備える訓練を実施する」と明らかにした。この訓練はグアムでも行われる予定だ。

米国防総省によると、北朝鮮のミサイルがハワイに到達するまで約20分かかる。米太平洋司令部が北朝鮮のミサイルがハワイに向かっていることを知らせるのに約5分、緊急事態管理庁が住民に知らせるのに約5分かかる。

一方、対北朝鮮強硬派のポンペオ米中央情報局(CIA)長官は19日、ワシントンで開かれた民主主義防衛財団主催の国家安全保障サミットで、「北朝鮮が(米本土を核で攻撃する)能力に迫った」とし、「政策的観点で、北朝鮮が(目標を)達成する直前に来ていると見て、行動しなければならない」と明らかにした。北朝鮮のサイバー戦の能力については、「相当だが、まだ破滅的な水準ではない」と指摘した。AP通信は、「北朝鮮が核能力を完成するまで数ヵ月だと、ポムペイオ長官が発言した」と伝えた。

CNNによると、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も同日、北朝鮮の核の脅威について、「時間がなくなったわけではないが、なくなりつつある」とし、「トランプ大統領は、北朝鮮政権が米国を核兵器で脅かすことを受け入れないだろう」と述べた。



朴湧 parky@donga.com