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中国、外交副首相14年ぶりに復活か

Posted October. 17, 2017 09:08,   

Updated October. 17, 2017 09:52

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韓半島や南シナ海など世界各地で米国と覇権争いをしている中国が、18日に開幕する第19回共産党全国代表大会(党大会)で、外交担当の副首相制度を復活させるという観測が流れている。米国は外交業務を総括する国務長官が核心長官だが、中国の外交首長である外交担当の国務委員は、25人で構成された政治局に属さず、相対的に外交が軽視されていると指摘されてきた。

政治局は、中国最高指導部の常任委員7人を含め25人で構成された党の実質的な政策決定機構。

香港サウスチャイナ・モーニング・ポストは

16日、党大会で楊潔チ国務委員(外交担当)が、政治局委員に昇進し、外交副首相を担う可能性があると報じた。現在4人の副首相のうち外交担当の副首相はいない。

 

楊氏が政治局に入れば、1993年から2003年まで政治局委員として外交担当の副首相を務めた銭其シン氏以来、14年ぶりとなる。楊氏の前任者である唐家旋、戴秉国元国務委員は政治局委員にならなかった。

同紙は、楊氏が政治局入りすれば、執権2期を迎える習近平国家主席が外交を重視していることがうかがえると分析した。これは、高まる北朝鮮の核危機やトランプ米大統領の貿易攻勢、国際社会での中国の地位強化などが総合的に反映されたと分析される。

 

駐米大使を務めた楊氏は、ブッシュ元大統領父子と親交があるなど、代表的な米国通とされる。

今年67歳の楊氏が昇進できなければ、王毅外相や習主席の側近である宋涛・党対外連絡部長が昇進する可能性もあると、同紙は伝えた。



具滋龍 bonhong@donga.com