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宋永武国防長官、「北朝鮮の心臓部に食い込む精鋭部隊の創設を検討」

宋永武国防長官、「北朝鮮の心臓部に食い込む精鋭部隊の創設を検討」

Posted October. 17, 2017 09:08,   

Updated October. 17, 2017 09:53

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宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官が、南北間で戦争が勃発した場合に勝利するために空挺師団を創設する必要性について発言したことが確認された。有事の際、米陸軍の第101、82空挺師団のように早期に敵陣深くに投入される攻勢的精鋭機動部隊が可視化するか注目される。

軍消息筋は16日、「宋長官は就任後、北朝鮮の核・ミサイル脅威が高まり、戦争のパラダイムが変わったため、これに合わせて軍の構造も変える意向であることを明らかにしてきた。その具体的な方法として最近、軍指揮部に会った席で空挺師団の必要性を何度も言及していた」と伝えた。

空挺師団は、航空機(輸送機やヘリコプターなど)により最短時間で敵の縦深陣地に深く浸透し、要衝地の占領と核心部隊の撃滅など戦略・戦術作戦を遂行する。開戦初期、敵の心臓部に大規模な戦力(兵力と兵器装備)を浸透させて致命打を与え、早期に戦争を終結させる。宋長官が最近、国会国政監査で、「防衛的線形戦闘」から「攻勢的縦深起動戦闘」に戦争遂行方式を変えると強調したのも、空挺師団のような攻勢的部隊創設を念頭に置いていると同関係者は伝えた。別の関係者は、「軍事境界線(MDL)前の戦線に沿って地上軍を配備する既存の戦争方式は、有事の際、『速戦即決』に限界があるというのが宋長官の考えだ」と語った。米国は、第2次世界大戦とイラク戦争の主要戦場に101、82空挺師団を投入してきた。

 

一部では、空挺師団を創設するには、大規模な輸送戦力と空中支援戦力が必要であり、北朝鮮は山岳地域が多く、大規模な空挺作戦に適していないという指摘もある。軍当局者は、「韓国の戦場環境と作戦概念を考慮した空挺部隊の創設を検討するなど、軍の構造改革が行われるだろう」と強調した。



尹相虎 ysh1005@donga.com