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ヤンキース、5年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出

ヤンキース、5年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出

Posted October. 13, 2017 09:32,   

Updated October. 13, 2017 09:36

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メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキスが5年ぶりにアメリカンリーグ優勝決定シリーズ(ALCS)に進出した。ヤンキースは12日、オハイオ州クリーブランドのプログレッシブ・フィールドで行われたクリーブランド・インディアンスとのア・リーグ地区シリーズ(ALDS)第5戦で5-2で勝利した。第1、2戦を落として第3~5戦を制し、難関を突破した。ワイルドカードでポストシーズン(PS)に進出したヤンキースは、今季最高勝率(.630=102勝60敗)を記録したクリーブランドを破る異変を演じ、通算28度目のワールドシリーズ制覇を目指すことになった。

地区シリーズで最初に2連敗を喫して崖っぷちに立たされたヤンキースだが、第5戦での勝利は「C」と「D」の活躍が決定的だった。先発投手CC・サバシアと遊撃手ディディ(Didi)・グレゴリウスがその主役だ。

ヤンキースの「永遠のキャプテン」デレク・ジーターの後釜と呼ばれるグレゴリウスは、この試合で1回の決勝本塁打を含め連打席本塁打を放ちチームの勝利をけん引した。レギュラーシーズン防御率首位(2.25)を記録したクリーブランドの先発コーリー・クルーバーを崩した。1回の第1打席では時速94.1マイル(約151.4キロ)の速球を、3回の第2打席では86.4マイル(約139キロ)のカーブを捉え、それぞれ右超えの本塁打を放った。PSでの複数本塁打は、PSだけで158試合に出場しているジーターも経験したことのない記録だ。試合後にグレゴリウスは、「仲間たちとここに立っていることが信じられないほど驚異的だ。我々は、こんなに若くてファンタースティックなチームを作り出した」と感想を語った。

マウンドではサバシアの好投が光を放った。第2戦に次いで第5戦でも先発登板したサバシアは、4回3分の1を5安打2失点に抑え、勝利への足場を築いた。5回一死後に4打者に連続安打を与えてマウンドを降りたが、4回までは毎回二つずつの三振を打ち取り、クリーブランド打線を封じ込めた。計9つの奪三振のうち6つをスライドで打ち取った。5回にマウンドを降りたサバシアは後続投手のデビッド・ロバートソンが一死1、2塁のピンチで併殺打を誘導してイニングを締めると、ベンチで吼えながら雰囲気を盛り上げた。2001~2008シーズンに所属した古巣クリーブランドの夢を阻止した。

リーグ最多連勝記録(22連勝)を更新するなどリーグ後半戦で最も勢いに乗っていたクリーブランドはこの日の敗北で、最も長い間ワールドシリーズ(WS)優勝がない球団という不名誉な記録を伸ばし続けた。クリーブランドは1948年以来68年間、WS優勝を経験していない。チームのマスコット「ワフー酋長」をおかしくいじってからWS優勝から遠のいたとする「ワフー酋長の呪い」は、今度も解けずに終わった。2-3まで追いついたクリーブランドは9回表の守備だけで二つの失策を記録し、自ら追撃の原動力を失った。



姜泓求 windup@donga.com