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準惑星「セレス」の地名に韓国の神の名を付ける

準惑星「セレス」の地名に韓国の神の名を付ける

Posted October. 13, 2017 09:23,   

Updated October. 13, 2017 09:30

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火星と木星の間にある小惑星帯で最も大きな天体である準惑星「セレス(Ceres)」に、韓国語の地名がついたことが最近、国内天文学界によって確認された。準惑星の地名が韓国語で命名されたのは今回が初めてだ。

国内天文学界によると、国際天文学連合(IAU)は今年8月末、セレスで発見されたクレーター(ピット)13カ所の地名を正式に承認したが、このうち1ヶ所に「ジャチョンビ(Jacheongbi)」という名前が含まれた。ジャチョンビとは、天から五穀の種子をもたらした農業の女神であり、済州島(チェジュド)の神話「セギョンシンの物語(セギョンシンボンプリ)」の主人公である。様々な試練を乗り越えて、愛する人と結婚する強靭な女性に描かれている。

この名前は、ドイツ航空宇宙センター(DLR)のステファン・シュレーダー博士(47)が提案した。シュレーダー博士は、セレスを探査中の無人探査機「ドーン(Dawn)」のフレーミングカメラ研究チームの所属で、2007年からドーンが送ってきたデータをもとにセレスなどを研究している。

国際天文学連合は、セレスはローマ神話の中の穀物の女神である「ケレス」から取ってきただけに、セレスの地名も世界の農業の神々の中から選ぶことを決めた。シュレーダー博士は、東亜(トンア)日報との電子メールでのインタビューで、「セレスにある何千ものクレーターの中で、ボルダー(Boulder・つるつるした岩)と呼ばれる特異な岩石のあるクレーターにジャチョンビを提案した」とし、「普段から韓国の豊かな文化と長い歴史に関心が高く、文献を探して韓国の農業の神を自分で見つけた」と説明した。

彼は、「ヌルグブ(稲むらを積むための敷地)の神である『ヌルグブの神』も提案したが、英文資料が少ない上発音が難しく、一次脱落した」と付け加えた。

2007年に打ち上げられたドーンは、2015年にセレスに到着し、現在上空約3万8000キロを回りながら地球にデータを送っている。ジャチョンビを含めて、これまでセレスで地名が確定されたクレーターは115個に上る。IAUは崖、小さなドーム状の火山など、セレスで発見された他の地形にも名前を付ける計画だ。

シュレーダー博士は、「ジャチョンビクレーターが韓国が準備する月探査のような惑星科学の研究を知らせ、関心を高めるきっかけになればと思う」と話した。



イ・ヨンヘ東亜サイエンス記者 yhlee@donga.com