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文大統領、「韓国が戦作権を持ってこそ北朝鮮が恐れる」

文大統領、「韓国が戦作権を持ってこそ北朝鮮が恐れる」

Posted September. 29, 2017 08:41,   

Updated September. 29, 2017 08:54

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日、「独自の防衛力にもとづく戦時作戦権の返還は、韓国軍の体質と能力を飛躍的に発展させるだろう」とし、「我々が戦作権を持ってこそ北朝鮮が我々を恐れることになるだろう」と述べた。

文大統領は同日、京畿道平沢市(キョンギド・ピョンテクシ)の海軍第2艦隊司令部で開かれた第69回「国軍の日」記念式で「勝つ軍隊にならなければならない。北朝鮮の核・ミサイル脅威への対応能力の確保が最優先だ」とし、このように話した。「国軍の日」記念式が、延坪(ヨンピョン)海戦や哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没など北朝鮮と交戦を繰り広げた海軍第2艦隊司令部で開かれたのは初めて。

文大統領は、「強い安保なくして平和を守ることも、平和を作っていくこともできない」とし、「平和を守るための韓国政府の意志は強力な国防力を基盤とし、無謀な挑発には強力な報復で対抗する」と強調した。北朝鮮が、太平洋での水爆実験を警告するなど10日の労働党創建日を前後して挑発の動きを見せる中、北朝鮮に対する報復意志を強調し、「挑発中止」を求めたのだ。

文大統領は、「政府は北朝鮮の核に対する抑止力を強化することに一層拍車をかける」とし、「韓国軍は、北朝鮮を圧倒する戦力を保有している」と強調した。そして、「国防改革の成功に向けて軍統帥権者としてできるすべての支援と措置をする」とし、キル・チェーン(Kill Chain)、韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)、大量反撃報復(KMPR)など北朝鮮の核に対応するための「3軸体系」の早期構築を指示した。記念式に先立ち、文大統領は陸海空軍のパレードで、北朝鮮全域を攻撃できるミサイル「玄武2C」など3軸体系の核心戦略兵器を査閲した。

さらに文大統領は、韓米合同防衛能力の強化とともに戦作権の早期返還を強調した。北朝鮮の核脅威がますます高まる中、米国の核の傘など相互防衛条約による核抑止力を強化するとともに、戦作権の返還による自主国防の意志を表わしたのだ。

特に文大統領は、「大韓民国は北東アジアの安保の中心国家になるだろう」とし、独自の防衛力の増強で中国や日本、ロシアなど北東アジア主要国の間で安保のバランサー役を果たし、韓半島の平和を引き出すという構想を明らかにした。



ムン・ビョンギ記者 weappon@donga.com