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北朝鮮外相「犬がほえているだけだ」、トランプ大統領の演説を酷評

北朝鮮外相「犬がほえているだけだ」、トランプ大統領の演説を酷評

Posted September. 22, 2017 09:13,   

Updated September. 22, 2017 09:33

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北朝鮮が、トランプ米大統領の「北朝鮮完全破壊」発言について、「犬の鳴き声のようだ」と酷評した。

国連総会に出席するために20日(現地時間)、米ニューヨークに到着した北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は、マンハッタンのホテルで記者団に対し、「犬は吠えても一行は進むという言葉がある」とし、「犬が吠えているだけだ。我々をおびえさせるなど無謀な夢だ」と述べた。

映画化もされたマーガレット・ミッチェルの小説「風と共に去りぬ」に登場する「犬は吠えてもキャラバンは進む(The dogs bark, but the caravan moves on)」という一節を引用してトランプ大統領を非難したのだ。1993年、ニューヨークで北朝鮮の核拡散防止条約(NPT)脱退問題で初めての米朝交渉が開かれた当時、北朝鮮の姜錫柱(カン・ソクチュ)外務次官(当時)も米国代表のロバート・ガルーチ国務次官補の前でこの一節を英語で詠じ、2007年の6者協議場でも北朝鮮代表の金桂寛(キム・ケグァン)外務次官(当時)がこの言葉を引用した。

李外相は、22日の国連総会での基調演説で、自国の核・ミサイル開発は米国に対応するためのものと主張し、挑発を正当化するものと見える。李外相は23日、グテーレス国連事務総長と面談した後、北朝鮮と交流する第3世界の国家と接触する予定だ。関心を集めた米朝間の「ニューヨーク接触」の実現は難しそうだ。



朴庭勳 sunshade@donga.com