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「来年に引退」 安室奈美恵が40歳誕生日に電撃発表し日本列島に衝撃走る

「来年に引退」 安室奈美恵が40歳誕生日に電撃発表し日本列島に衝撃走る

Posted September. 22, 2017 09:13,   

Updated September. 22, 2017 09:31

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迫力ある歌声にパワーフルなパフォーマンス、褐色の肌、婚前妊娠と出産による活動休止を公表するかと思いきや、離婚と実母が殺害される事件の後も歌手として活動を逞しく続けたた。小柄のアーチストは、保守的な日本社会を揺るがした。若い女性たちにとって、芸能人を超えてロールモデルだった。韓国にも1990年の日本大衆文化開放前から、すでにファンクラブが生まれていた数少ないスターの一人だった。

1990年代に女性たちが安室を真似する「アムラー現象」という社会現象まで巻き起こした歌手の安室奈美恵(40=写真)が引退を宣言し、日本列島が衝撃に陥った。安室は40歳誕生日を迎える20日、自身の公式ホームページにデビュー26周年となる来年9月16日に引退すると発表した。

ホームページで、安室は「長い間、心に決めていたことだし、デビュー25周年をきっかけに決心した」とし、1年後の引退を表明。「残り1年間、アルバムやコンサートなど最後までできる全てのことに頑張り、意味ある1年にしたい」と書いた。今月16日にデビュー25周年迎えて故郷の沖縄で記念コンサートを開いた直後のことだった。日本メディアは同日夜のニュースから、引退発表を大きく報じた。産経新聞は1面で伝えた。

安室は沖縄出身で1992年にアイドルグループ「スーパー・モンキーズ」のメンバーでデビューし、1995年にソロデビューした。当代最高の音楽プロデューサーの小室哲哉とタッグを組みスターダムを駆け上がった。

1996年に発表されたアルバム「Sweet 19 Blues」が約305万枚が売れ、当時日本のアルバム販売記録を更新した。1997年のシングル「Can You Celebrate?」は200万以上が売れた。人気絶頂をおう歌した同年、ダンスグループメンバーSAM(本名=丸山正温)との婚前妊娠を発表し、ファンを驚かせた。

安室は、ライフスタイルにおいても独自の世界を貫き、若い女性たちの精神的支柱となった。厚底ブーツ、茶色い髪、細眉など安室のファッションを真似する女性のことを「アムラー」と呼んだ。芸能界の下済み生活を経てトップスターに上り詰めた過程や、結婚と出産で産休を取る姿から、若い女性たちは理想的な生き様を描いた。1999年には沖縄で実母が殺害される悲劇を経験したが、逞しく克服し活動を再開した。

この10年間はメディア露出を減らし、コンサート本位で活躍しながらアーチストとしてのイメージを保ってきた。昨年はNHKのリオデジャネイロ五輪中継の主題曲「Hero」を歌った。

2005年の本紙とのインタビューでは、「何歳まで歌って踊れるかは分からない。ステージで倒れることがあっても、自分でできる瞬間まで音楽活動をやり続けたい」と話した。

衝撃を受けたファンと業界の関係者たちは、早すぎる引退宣言を受け止められないという反応を見せた。音楽評論家の一人は、「ライフスタイルにまで影響を与えたアーチストだった。彼女がいなかったら1990年代以降のダンスミュージック中心の新しい音楽は生まれなかっただろう」とコメントした。

日本音楽を国内に紹介してきたジェイボックス・エンターテインメントのキム・イクレ代表は、「中年層も手間暇かけてコンサートチケットと音盤の購入する日本ならではのファン文化の中で、いつでも武道館のような大舞台に立てる歌手なのに引退するなんて信じられない

日本のメディアは、安室の引退後の生活にも注目している。安室が最近京都にマンションを購入したことから、引退後の住居として使うのではないかという観測も流れている。



東京=ソ・ヨンア特派員 イム・ヒユン記者 sya@donga.com · imi@donga.com