Go to contents

トランプ大統領の国連演説、レーガン氏とブッシュ氏に続いて「悪」を言及

トランプ大統領の国連演説、レーガン氏とブッシュ氏に続いて「悪」を言及

Posted September. 21, 2017 09:20,   

Updated September. 21, 2017 09:25

한국어

トランプ米大統領は19日、国連総会での基調演説で、北朝鮮を「ならずもの体制で構成された小さな集団」と規定し、「もし正義の多数が邪悪な少数に立ち向かわなければ、悪が勝利する」とも訴えた。また、北朝鮮に向かって「犯罪者の群れ(band of criminals)」、「堕落した政権(depraved regime)」など強硬発言を続けた。

トランプ大統領の「悪の勝利」演説は、ソ連崩壊の道しるべとされるレーガン元大統領の1983年3月の演説と似ている。当時、レーガン元大統領はソ連を「悪の帝国(evil empire)」と呼び、「ソ連が歴史の最後のページを書いている」と述べた。

この演説は当時、「原始的演説」、「ソ連を嫌悪する強迫観念の表出」、「歴代大統領の演説の中で最悪の演説」と酷評された。今回のトランプ大統領の演説が「21世紀の国連ではなく中世時代の演説文」と非難を受けていることと似ている。しかし、10年も経たずにソ連が崩壊し、レーガン元大統領の演説は歴史的な演説として残った。

2002年、ブッシュ元大統領は北朝鮮とイラン、イラクを大量破壊兵器(WMD)を生産する「悪の枢軸(Axis of Evil)」と規定した。この演説の翌年、イラクのフセイン政権は米国の攻撃を受けて崩壊した。



周成河 zsh75@donga.com