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子供の目線で…跪いたベッカム ソウルでサッカークリニック

子供の目線で…跪いたベッカム ソウルでサッカークリニック

Posted September. 21, 2017 09:20,   

Updated September. 21, 2017 09:25

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現役時代「イケメンのサッカースター」と呼ばれたデビッド・ベッカム氏(42=イングランド)が跪いた。サッカー選手を夢見る韓国の子供たちのためだ。ユース用のミニゴールの前でベッカムは子供たちの目線に合わせて跪いてGKを務めた。

「ベッカムさんを相手にゴールを入れました」。目を丸くしたチェ・イェジュン君(9)の声が震えていた。サッカー選手が将来の夢だというチェ君は、「これからボールを蹴るときはベッカムさんのことを思い出しそうです」と話した。AIAグループのグローバル広報大使として韓国を訪問したベッカム氏は20日、ソウル清渓(チョンゲ)広場で崔康煕(チェ・ガンヒ)サッカー教室の子供20人を対象にしたサッカークリニックを実施した。イベントが予定より遅れて始まり、クリニック時間は短くなったが、ベッカム氏は自身にボールを持ってくる子供と笑顔でヘディングでやり取りするなど、雰囲気を楽しくも炉上げようと努めた。ベッカム氏は、「全世界を回りながら子供たちと出会うのは嬉しいことだ。韓国の子供と一緒に過ごせる時間が短くて残念だが、(子供たちから)明るいエネルギーを感じた」と話した。

市民たちは、清渓広場に立ち止まってベッカム氏の活躍を携帯フォンのカメラに収めた。2013年に現役引退したベッカム氏だが、現役時代に高精度のフリーキックに加え優れた容姿で集めた高い人気は相変わらずだった。引退後のベッカム氏は、CMモデルやファッションビジネスマンなどとして活躍している。キム・ジンヒョク(32)は、「金髪をなびかせてピッチを駆け抜けるベッカム氏の長年のファンだ。年をとっても相変わらずハンサムだ」と笑顔で話した。現役時代にはヘアスタイルまで人々の関心を集めるほど影響力の大きなサッカースターだった。2002年の韓日ワールドカップ(W杯)では、ベッカム氏の「モヒーガン」スタイルがファンの間で流行ったこともある。ベッカム氏はクリニックに先立ち、AIA生命の社会貢献活動の一環として低所得層の子供たちに調理人のチェ・ヒョンソク氏とオ・セドゥク氏が用意したヘルシー弁当を手渡した。

この日の午前、ソウル市松坡区(ソンパグ)のロッテワールドタワーで開かれた記者会見で、韓国サッカーに対する自身の見解を示した。ベッカム氏は2008年にロサンゼルス・ギャラクシー(米国)所属で韓国を訪問しFCソウルと親善試合を行った経験がある。ベッカム氏は、「韓国選手は精神的、身体的に強い。優れた実績を残せる準備ができている選手たちだ」と話した。1996年に21歳でイングランド代表デビューを果たしたベッカム氏は、国際Aマッチ115試合に出場し17得点を挙げ、代表チームの主将として「イングランドの精神的支柱」でもあった。

ベッカム氏はロシアW杯最終予選での不振で批判されている韓国代表にもアドバイスの言葉を残した。ベッカム氏は、「継続して試合を楽しんでいれば、良い結果はついてくる」とコメントした。



鄭允喆 trigger@donga.com