末日聖徒イエス・キリスト教会(LDS・モルモン教)のロバート・C・ゲイ新北アジア地域会長(66・写真)は24日、来韓懇談会で「人々が自分で自分を救うことができるようするのが宗教の義務だ」と語り、南北人道主義事業の推進意思を明らかにした。
1日、会長に任命されたゲイ長老は、「LDSは、難民キャンプや障害者支援など、厳しい状況に置かれている人たちへの支援にいつも率先してきた」と言い、「米国で長年築いてきた起業就業プログラムの運営経験を韓国はもとより、北アジア全体で活用したい」と語った。会場補佐団を率いたチェ・ユンファン長老は、「ゲイ長老は長い間、アフリカ社会貢献のために努力してきた」と言い、「今回の就任直前も、ニューヨークの北朝鮮大使館を訪ねて支援策について議論するほど積極的だ」と語った。
ゲイ新会長は、米ハーバード大学で企業経済学で博士号を取った金融専門家。マッケンジー・アンド・カンパニーで経営コンサルタントとして働き、LDS信者で2012年、米共和党大統領候補だったミット・ロムニーと一緒にベインキャピタル常務取締役として15年間勤務した。ゲイ会長は、「ロムニーとは今でも数日ごとに電話するほど親しい間柄だ」といい、「世界の多くの人たちを貧困から救うことについて議論したりする」と語った。
丁陽煥 ray@donga.com