ソウル市は16日午前、京畿道坡州市広灘面(キョンギド・パジュシ・クァンタンミョン)のソウル市立龍尾里(ヨンミリ)第2墓地公園で、強制徴用犠牲者の遺骨33体の安置式が行われた。
第2墓地公園「追悼の家」に安置された強制徴用犠牲者の遺骨33体は、6日に東京の在日同胞の寺院「国平寺」で奉還式を終えた。国平寺と韓国の市民団体「日帝強制徴用犠牲者遺骨奉還委員会」が協力して身元を把握した遺骨101体のうち先に33体が奉還された。残りの68体も順次奉還される予定だ。
遺骨奉還委員会側は、「私が死んだら故郷に埋めてほしい」という多くの強制徴用犠牲者の遺言により、ソウル市に遺骨安置の支援を要請した。市は、遺骨奉還委員会が別途に推進する非武装地帯(DMZ)「平和の公園」の海外同胞墓地が造成されるまで、追悼の家に安置することを決めた。市は、来年33体、2019年に35体を安置する予定だ。光復70周年だった2015年に、北海道の強制徴用犠牲者の遺骨115体がここに安置された。
ソウル市高齢者福祉課のキム・ボクチェ課長は、「市民が強制徴用犠牲者を忘れずに追悼し、歴史を認識する契機になることを期待する」と話した。
黃泰皓 taeho@donga.com