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北朝鮮、「米を叩きつぶす」…グアム射撃は言及せず

北朝鮮、「米を叩きつぶす」…グアム射撃は言及せず

Posted August. 15, 2017 09:40,   

Updated August. 15, 2017 10:03

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北朝鮮は10日にグアム攻撃の詳細計画を明らかにしたが、その後5日が経っても後続措置を公開していない。米中首脳の電話会談(12日)後、外交的解決が期待される状況で、北朝鮮が15日の「祖国解放の日」(光復節)に態度を変えるか関心が集まっている。

北朝鮮の労働新聞は14日、「千万が銃爆弾にならん」と題する社説で、「いまだにつまらない未練を持って、われわれの革命の最高首脳部を狙った『斬首作戦』を画策している米国の挑発に対して、些細な動きでも捉え次第すぐに卑劣な陰謀集団を叩きつぶすためにわれわれのやり方の先制的な報復作戦が開始されるだろう」と警告した。

しかし、さらなるグアム攻撃計画を公開したり、関連の計画を金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長に報告したりすることはなかった。その代わり13日、黄海北道江原道両江道(ファンヘプクト・カンウォンド・ヤンガンド)などで群衆集会を開き、内部の結集に力を入れた。

激しさを増す米朝間の舌戦が小康状態を見せ、北朝鮮が光復節に柔軟なメッセージを出す可能性も一部で慎重に提起されている。北朝鮮は昨年の光復節に労働新聞1面の社説で、「祖国統一は最も切迫した死活的な民族最大の課題」とし、「全朝鮮民族は民族大団結の威力で分裂の障壁を取り払い、祖国統一の大通路を開かなければならない」と対話の意思を示した。

しかし一方では、北朝鮮が局地挑発に出ることも懸念されている。北朝鮮は2015年、光復節を前後して、8月4日に西部戦線非武装地帯(DMZ)で「木箱地雷」で挑発し、20日には西部戦線の拡声器付近に2度、砲射撃をした。

東洋(トンヤン)大統一軍事研究所の鄭永泰(チョン・ヨンテ)所長は、「北朝鮮の目標は、絶えず韓半島に混乱を起こして米朝対話を引き出すこと」とし、「米国の反応を見てグアム攻撃は留保する間、韓国政府の対北政策を問題視し、局地挑発をする可能性がある」と指摘した。



黃仁贊 hic@donga.com