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安倍首相、3日に内閣改造…民心をつかめるか

安倍首相、3日に内閣改造…民心をつかめるか

Posted August. 02, 2017 07:32,   

Updated August. 02, 2017 08:19

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支持率の下落で苦戦している安倍晋三首相が3日、内閣の核心人物は留任する線で内閣改造をする方針だ。しかし、すでに支持率が20%台に落ちた状況なので、内閣改造を反転のきっかけにすることは容易ではないという分析も出ている。

1日、日本メディアによると、安倍首相は防衛相に経験者を任命する考えであり、「強硬派」の小野寺五典元防衛相などを候補に検討している。小野寺氏は2012年末、第2次安倍内閣で防衛相に任命され、約2年間在任した。小野寺氏は機会がある度に、「敵基地の攻撃能力を持たなければならない」と主張してきた人物だ。日本の最大右翼団体「日本会議」のメンバーでもある。

麻生太郎副首相兼財務相、菅義偉官房長官、岸田文雄外相などの核心ポストは留任となる模様だ。政権の「骨組み」は維持して政策の成果を出し、ムードを刷新する狙いだ。ただ、「お友達内閣」という批判を避けるために、安倍首相が所属する派閥ではない派閥出身者や閣僚経験者を積極的に登用すると予想される。

経済産業相を務めた茂木敏充・自民党政調会長は、経済部門の主要閣僚に起用されるという。自民党幹部の人事では、高村正彦副総裁と二階俊博幹事長は留任にすると見られる。

安倍首相は同日、閣議を終えた後、「新たな布陣のもと、国民の皆さんとともに各般の政策をさらに力強く前に進めていく考えだ」と強調した。しかし、第2次安倍内閣発足後、3度の内閣改造でも支持率が大きく上がらなかったことから、内閣改造で危機を脱することができるかは未知数だ。第1次安倍内閣の時は内閣改造後、新閣僚が「政治とカネ」の問題で辞任するなど逆効果を生み、最終的に首相を辞任した。

連立与党の公明党の山口那津男代表は前日、「内閣支持率が下がってきて、今後の政治動向に影響を与える可能性がある。常在戦場の心構えで臨む」と述べ、衆議院早期解散の可能性を示唆した。



張源宰 peacechaos@donga.com