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電撃トレードされた金賢洙、新天地フィラデルフィアでも前途多難

電撃トレードされた金賢洙、新天地フィラデルフィアでも前途多難

Posted July. 31, 2017 09:41,   

Updated July. 31, 2017 09:55

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「私が望んだ結果ではない。金賢洙(キム・ヒョンス)がより多くの試合に出れる機会を得られる場所に行く。能力に応じて自分の価値を立て直すことになるだろう」

金賢洙(20・写真)のフィラデルフィア・フィリーズへのトレードが決まった翌日、ボルチモア・オリオールズのバック・ショーウォルター監督は、地元メディア「ボルチモア・サン」とのインタビューで、惜別の言葉を語った。

ボルチモアは29日(韓国時間)、金賢洙とマイナーリーグの左腕投手ギャレット・クレビンジャー、国際アマチュア選手権契約権を渡す代わりに右腕投手ジェレミー・ヘリクソンをもらう「1対2」のトレードをフィラデルフィアとの間で行った。先発投手の補強が欲しいボルチモアが1720万ドル(約192億6400万ウォン)に上るヘリクソンの年俸負担を軽減するため金賢洙を移籍させた、との見方が多い。

金賢洙についてのショーウォルター監督のコメントはリップサービスとみるべきだ。ショーウォルター監督のもとで金賢洙は、なかなか出場機会をつかめなかった。昨年95試合に出場し.302の優秀な打率を記録した金賢洙だが、今シーズンは56試合に出て打率.232に1本塁打、10打点と振るわなかった。半面、主力争いをしたトレイ・マンシーニは打率.297に16本塁打、53打点を記録し、今年から確実にレギュラーの座をつかんだ。

ショーウォルター監督の言葉とは違い、金賢洙はフィラデルフィアでも厳しい主力争いを強いられそうだ。マット・クレンタックGMは、「金賢洙をバックアップで使いたい」と話した。フィラデルフィアがすでに堅調な外野陣を備えている状況下で、ピート・マッカニン監督も「金賢洙にどれだけ多くの時間を当たられるかは未知数だ」と話した。

金賢洙と競合する左翼手ニック・ウィリアムズ(24)は30日現在、打率.306に4本塁打をマークしている。右翼手のアーロン・アルテール(26)は打率.294に16本塁打を、中堅手オデュベル・ヘレーラ(26)も打率.271に9本塁打を記録している。金賢洙が生き残れる唯一の道は機会が訪れたとき、確実に自身の価値を証明することだけだ。



金在亨 monami@donga.com