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15年の待ちが惜しくない「米国の声」…ソプラノ「ルネ・フレミング」のコンサート

15年の待ちが惜しくない「米国の声」…ソプラノ「ルネ・フレミング」のコンサート

Posted July. 07, 2017 10:14,   

Updated July. 07, 2017 10:40

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15年の待ちが惜しくない「米国の声」…ソプラノ「ルネ・フレミング」のコンサート
歌を歌って軽く微笑んだ。スカートの裾をつかんで前後に振った。まるで10代少女のように。会場に来た観客は皆、魔法にでもかかったように明るい笑顔を浮かべて見つめた。

15年ぶりに韓国を訪れた舞台だった。「米国を代表する声」ソプラノ「ルネ・フレミング」(58)が3日、ソウル芸術の殿堂・コンサートホールの舞台に上がった。彼女は最初の曲・マスネのオペラ「タイス」のうち、「か弱いアイドル、タイスよ」を終えた後、マイクを手にして、「韓国が懐かしかった」と感想を明らかにした。約2000席を埋め尽くした客席からは歓声が出てきた。舞台に立った彼女も、客席の観客も待ちわびた舞台だったからだ。

1部はフランス、イタリア、ドイツの曲を、2部はミュージカル「ウエストサイドストーリー」など、大衆的な歌を聞かせた。ブラームスの曲を歌う時は、清涼かつ静かな真夏の夜の屋外ステージに来たような感じを与えた。特にミュージカル「王と私」の「楽しく口笛を吹こう」を歌うとき、彼女は、「私は口笛がうまくない」と観客の笛を誘導した。

曲の合間にマイクを持って、曲の解説と本人の話を聞かせながら、「トークコンサート」の雰囲気をつづけた。ジョージ・ガーシュウィンの「サマータイム」、オペラ「ルサルカ」の「月に寄せる歌」などをアンコールで聞かせて、物足りなさをなだめた。

豊富な声量ではなかったが、リズムに乗って自由自在に曲を操る老練な姿を見せた。洗練された舞台マナーも目立った。ただ、抑えた厚みのある声を持ったせいもあるが、声帯にフィルタを一つ挟んだように、一部の曲では荒くて息苦しい感じを受けた。特に数回高音ではきわどい部分もあった。それでもルネ・フレミング、15年を待つ価値はあった。★★★★(★5つ星満点)



金東昱 creating@donga.com