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日本公演のたびにカーテンコール、「韓国のジャンバルジャン」

日本公演のたびにカーテンコール、「韓国のジャンバルジャン」

Posted July. 03, 2017 09:41,   

Updated July. 03, 2017 09:50

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日本公演のたびにカーテンコール、「韓国のジャンバルジャン」
「本当に最高だった。信じられないほどすばらしかった」

先月9日夜、東京の帝国劇場。ミュージカル「レ・ミゼラブル」を観覧した女性観客が目に涙を浮かべた。主人公のジャンバルジャン役を演じた俳優ヤン・ジュンモ氏(37)が感激に満ちた表情で挨拶のために登場すると、席から皆立ち上がった。スタンディングオベーションを含めカーテンコールは6回も続いた。

日本を代表する同劇場では、5月からレ・ミゼラブル30周年記念公演が行われている。日本人が最も愛するミュージカルの一つであるレ・ミゼラブルは、1987年の初演後、これまで3100回以上公演された。今回もすべて全席完売。

先月28日、劇場で記者に会ったヤン氏は、「韓国語でインタビューを受けるのは久しぶり」と喜んだ。そして、「一緒に公演する日本の俳優の中には子供の時にレ・ミゼラブルを見て俳優になった人が多い」とし、「私もジャンバルジャン役を務めて、十数年間、この役のために演技してきたという思いがした」と話した。

ヴィクトル・ユーゴーの小説が原作のこの作品は、19年間、監獄にいて出所したジャンバルジャンを通じて、罪と救い、革命と愛、人間愛といった重いテーマを扱う。昨年のろうそく集会では、作品の中「民衆の歌」が歌われた。レ・ミゼラブルを「人生の作品」に挙げるヤン氏は、「ひとりの人生を変える力がある作品」とし、「30周年記念公演に立つこと自体、光栄で感謝する」と語った。

ヤン氏が日本公演でジャンバルジャン役を演じるのは、2015年に続き2度目。韓国で「オペラ座の怪人」、「英雄」などに出演してスターになったヤン氏は、偶然にオーディションの機会を得てジャンバルジャン役に抜擢された。日本の企画会社の作品に、日本語が全くできなかったヤン氏が主人公に起用されたのは、それだけヤン氏の歌と演技力を認めたからだ。ヤン氏は、「日本に行く前の6ヵ月間、毎日北漢山(プクカンサン)を歩いて歌を練習した」とし、「実力で示そうと、初練習に台詞をすべて覚え、発音まで直して行った」と振り返った。

日本でヤン氏は、「作品に含まれるキリスト教の世界観を最もよく表現した」と評価された。30年間、公演を見てきたファンが、「あなたのおかげで作品を新しく感じることができた」と感激したほどだ。ヤン氏は、「信仰の経験が基本になった。日本はキリスト教徒がほとんどいないので、聖書を持つ方法や十字を切る方法を俳優に尋ねられた」と笑った。

2015年は日韓関係が悪化した時だった。ヤン氏は「なおさら弱みを握られないよう一生懸命やり、仲間の俳優にも謙虚に接した。誠意は通じた」と話した。また、「私は韓国は好きでないが、ヤンジュンモの公演を見るために韓国に行きたい」という観覧アンケートを読んで、文化の力を実感した」と付け加えた。ヤン氏の演技に感動した日本のファンたちは昨年、ヤン氏の公演を見るために団体で韓国にやって来た。

ヤン氏は、日本で好評を得て、昨年は韓国でもジャンバルジャン役を演じた。要請があれば2019年の日本公演にも出演する考えがあると語った。ヤン氏は、「私に合う作品に出会えたなら、いくら長い公演でも苦ではない」とし、「(3年目ジャンバルジャン役を演じて)一度も大変だと考えたことがない」と話した。ヤン氏は「昼公演には生徒が団体観覧に来ることが多い。彼らが初めて会う韓国人かも知れないと思って一層心を込める」と語った。



張源宰 peacechaos@donga.com