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ヒトとAIが一緒に作った歌が出る

Posted June. 29, 2017 09:07,   

Updated June. 29, 2017 09:08

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SMエンターテイメントが今秋、人工知能(AI)と人間が合作した曲をリリースする。

28日、歌謡界とコンテンツ業界によると、SMは来月から、文化体育観光部、韓国コンテンツ振興院は、グーグルキャンパスソウル、韓国芸術総合学校と一緒に、音楽と人工知能とを結合する実験を行う。SMは、早ければ10月に人工知能と人間のミュージシャンが一緒に作った新曲を主要音源サイトでリリースする計画だ。

人工知能を利用した作曲の試みは、韓国内では初めてだ。今回の作曲は、人間の作曲家たちが示したテーマや旋律をAIが変奏した後、複数のバージョンの中から良いものを選んで、再び人間が仕上げる方式になる可能性が高い。グーグルは昨年、人工知能が創作した83秒の曲をリリースした。グーグル頭脳チームが開発した作曲人工知能「マゼンタ」は、人間が入力した一小節分の楽譜を変形して、残りの部分を作曲した。

SMはエクソやレッドベルベッドなどの人気歌手を多数所属しているだけに、アイドルの声と人工知能とを組み合わせた新曲発表も可能と見られる。SMは26日、米国人工知能専門企業「オベン」と共同投資して、香港に「AIスターズ」を設立した。SM側は、「世界初の人工知能技術とセレブIP(有名人の知的財産)とを結合した新しいコンテンツを提供できるエージェンシー事業を展開していきたい」と説明した。

人工知能がアイドルの声と歌唱法をディープラーニングすれば、TTS(Text To Speech=文字を音声に変換する技術)を使用して、自動車、テレビ、冷蔵庫などの家電製品に搭載され、秘書の役割ができる。今後、人工知能の歌手活動も可能になる。実際は歌手が歌わなかった曲を、その歌手の声で人工知能が代わりに歌って発表したり、コンサートやファンミーティングの場に、代わりに立つこともできる。AIがホログラム、バーチャルリアリティ技術と結合されれば、人類史でエンターテイメントの概念自体が変わることになる。

米オベン社の共同創設者兼最高経営責任者であるニックヒル・ジェインは、「ディープラーニング基盤人工知能技術は、一枚の写真と短い録音時間で人の声や画像を抽出するため、簡単にバーチャルアバターを有することもできる」と語り、「時間が限られた有名人には、より多くの価値を提供できるだろう」と主張した。



임희윤기자 イム・ヒユン記者 imi@donga.com