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ずさんなストーリーにがっかり、華やかなCGに慰められる…トランスフォーマー:最後の 騎士王

ずさんなストーリーにがっかり、華やかなCGに慰められる…トランスフォーマー:最後の 騎士王

Posted June. 23, 2017 09:04,   

Updated June. 23, 2017 09:04

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すでに5回目のシリーズなのに、観客らの関心は依然熱い。2007年から4本を披露し、国内で2800万人の観客を動員したハリウッドのブロックバスター「トランスフォーマー」シリーズが、公開初日から順調な滑り出しを見せている。22日、映画振興委員会統合コンピュータネットワークによると、シリーズ5本目である「トランスフォーマー:最後の騎士王」は、前日に28万6018人の観客を集めて、ボックスオフィス首位となった。

結論から言えば、「ストーリー」にあまり期待せず、華やかなコンピュータグラフィックス(CG)で具現されたロボットのアクションを鑑賞したい人なら見ごたえのある映画だ。

新しい映画では「人間の守護者」を自任していたオートボットのリーダー「オプティマスプライム」が、自分を作った創造者から洗脳され、瞬時に変わる。彼は、トランスフォーマーらの故郷「サイバートロン」の再建のために、地球の古代遺物を探しに乗り出し、人類と対立し、その過程で長い間同僚だったバンブルビーとも立ち向かう。「ロボット演技」の限界のせいだろうか。オプティマスプライムの急激な変化も、再び人類の側に立つ過程も多少急激といえる。前編でも指摘されたストーリーの限界を補強するために、マイケル・ベイ監督は、アベンジャーズの脚本を手掛けたザック・ペンなど12人の作家を連れてきたが、依然ストーリーはずさんである。

派手な見どころは観客を失望させない。シリーズ誕生10周年であるうえ、トランスフォーマーを取り仕切ってきた監督の最後の演出作であるだけに、史上最高額である2億6000万ドル(約2964億ウォン)の制作費をつぎ込んだ。トランスフォーマーらは、英国の遺跡地「ストーンヘンジ」とアフリカ大陸のナミビアはもとより、深い海中や宇宙までを行き来しながら派手なアクションを繰り広げる。21日公開。12歳以上観覧可。★★☆(満点は5つ星)



張善熙 sun10@donga.com