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ウヒョの新曲「タンポポ」に奏者として参加、スコットランド・バンド「セバスチャン」

ウヒョの新曲「タンポポ」に奏者として参加、スコットランド・バンド「セバスチャン」

Posted June. 15, 2017 08:54,   

Updated June. 15, 2017 08:55

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「(ウヒョが曲に使った)「マイナーセブンフラットファイブ」「フラットナインドミネント」は、ポップソングよりはジャズ調の曲に合う微妙なコードでしょう。エキサイティングな音楽的アイデア、美しい音色。ウヒョはすごい才能を持った作曲家ですね」(クリス・ゲッズ)

英スコットランドの世界的バンド「ベル・アンド・セバスチャン」(以下、セバスチャン)と「ティーンエイジ・ファンクラブ」のメンバーが、韓国のシンガーソングライター「ウヒョ」(本名はウ・ヒョウン・24)の新曲「タンポポ」「A Good Day」に演奏者として参加した。海外有名バンドのメンバーが韓国人歌手のバックバンドとして収録に参加したのは異例といえる。

英国にいるセバスチャンの鍵盤奏者「ゲッズ」、そしてウヒョと電子メールで言葉を交わした。 「(セバスチャン、モグワイを制作した有名プロデューサー)トニー・ドゥーガンの斡旋で、3月にスタジオでウヒョに初めて会いました。うちのメンバーのうち2、3人がペアを組んで、ロシアンレッド(スペイン)のような他の歌手の作業に参加したことはありますが、(メンバー7人中)4人が一人の歌手の曲に一緒に参加したのは、今回が初めてですね」(ゲッズ)

合作はウヒョの所属事務所「文化人」が提案した。ドゥーガンがウヒョの音楽を聞いて大きく満足し、これを喜んで受け入れたことで実現した。ウヒョやミュージシャンらは、3月27から31日にかけて、グラスゴーの「キャッスル・オブ・ドゥーム」スタジオに集まって、演奏や歌を収録した。全体的な編曲はドゥーガンとウヒョが、弦楽編曲は英テレビや映画、ゲーム作曲家として有名なポール・レナード・モーガンが担当した。モーガンは、「ウヒョの声はユニークなので、『タンポポ』に弦楽を利用して『Eleanor Rigby』(ビートルズのような)雰囲気を出そうとした」と説明した。

スコットランドのミュージシャンたちは、ウヒョの繊細な作曲・編曲スタイルと独特の音色に一様に虜になった。2014年にデビューしたウヒョはこれまで、「女ヒョクオ」と呼ばれて、国内外で人気を集めてきた。彼女は、「セバスチャンと関わるようになったのは、予期せぬ幸運だ」とし、「『タンポポ』は、一輪のタンポポが毎日、自分を通り過ぎていく人に愛を告白するならどうだろうかという思いで作った曲だ」と説明した。ウヒョは、ロンドンシティ大学・文化創造産業学科の卒業を控えている。近いうちに帰国して、新しいアルバムをリリースする計画だ。「リフレインをもっと劇的に編曲したかったんですが、無心で細い自分の音色や唱法とバランスを取らなければならなかったので、容易ではありませんでした。私が夢見る喜びと深みが込められた音楽を作るのが、私の唯一の願いです」



임희윤기자 イム・ヒユン記者 imi@donga.com