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古典音楽の大家フィリップ・ヘレヴェッヘ氏、シャンゼリゼ管弦楽団と来韓公演

古典音楽の大家フィリップ・ヘレヴェッヘ氏、シャンゼリゼ管弦楽団と来韓公演

Posted June. 14, 2017 08:37,   

Updated June. 14, 2017 08:38

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「考証されたベートーベン時代の演奏法にそのまま従いました」

古典音楽の大家、フィリップ・ヘレヴェッヘ氏(70)が、ベートーベンが生きた当時の方式でする演奏で、ベートーベン交響曲5番と7番を聴かせる。彼は17日午後8時、ソウル芸術の殿堂コンサートホールでヘレヴェッヘ氏が率いるシャンゼリゼ管弦楽団とともに舞台に上がる。最近交わした電子メールでのインタビューで、ヘレヴェッヘ氏は、徹底的に考証された古典音楽を聴かせる計画を明らかにした。

「ビブラート(楽器の声を震わせる技巧)、アーティキュレーション(旋律などを短い単位で区分する演奏技法)、さらにリズムの一つ一つまですべて考証された演奏法に従いました。弦楽器の演奏者もガット絃(動物の内蔵をより合わして作った弦)と古典時代の弓を使いました。

精神科医師だったヘレヴェッヘ氏は、医師だった父親の後に続いて医学部に進学した。在学中、音楽にも関心があり、ゲント音楽院で指揮と作曲を勉強した。昼間は精神科専門医として生活し、夜は「コレギウム・ヴォカーレ・ゲント管弦楽団」を創立して指揮した。

「精神科医師としての経験が、他人を理解して意思疎通するのに少し役立ちます。しかし、良い指揮者になるために必須の要素ではありませんでした」

ヘレヴェッヘ氏は、ソプラノのイム・ソンヘ氏を起用した指揮者としてもよく知られている。1999年、欧州ツアーの途中、あるソプラノが公演に参加できなくなると、すぐにイム・ソンヘ氏を代わりに呼んだ。ツアーの後も、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団との新年音楽会に招き、イム・ソンヘ氏はドイツで正式にデビューすることができた。

「2006年の初めての来韓当時、日本を経てきたが、日本人が閉じられている感じなら、韓国人は開かれている感じを受けました。公演の後、300人余りの若者が私を見て歓呼する時、近くにアイドルスターでも来たのかと思いました」

ベートーベン逝去190周年を迎える今年は、ヘレヴェッヘ氏にとって特別な年だ。ヘレヴェッヘ氏本人は70歳の誕生日を迎え、彼が創立したシャンゼリゼ管弦楽団25周年でもある。

「私たちは、別の管弦楽団と違って集中的に一作曲家や一時代の作品を扱います。時代の音楽のスペシャリストというわけです」。4万~18万ウォン。1577-5266。



金東昱 creating@donga.com