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ソンウ・イェグォン、ヴァンクライバーン国際ピアノコンクールで韓国人初優勝

ソンウ・イェグォン、ヴァンクライバーン国際ピアノコンクールで韓国人初優勝

Posted June. 12, 2017 08:50,   

Updated June. 12, 2017 08:52

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ピアニスト「ソンウ・イェグォン」(28)が、10日(現地時間)、米テキサス州フォートワース・ベースパフォーマンスホールで終わった世界的権威のある第15回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した。1962年から4年ごとに開かれるこの大会で、ソンウ・イェグォンの優勝は韓国人としては初めてのこと。ピアニスト「ソン・ヨルム」が2009年に2位についた。2位は、米国のケネス・ブロバーグ(23)、3位は米国のダニエル・シュー(19)だった。ソンウ・イェグォンは、5万ドル(約5600万ウォン)の賞金と3年間の米国ツアー、アルバム発売などの支援を受ける。

ソンウ・イェグォンは授賞式が終わった後、東亜(トンア)日報との電話インタビューで、「特に優勝したという実感はないが、祝福してくれる人が多くなって、徐々に結果が実感できる。貴重な賞をいただくことになり、本当に意味深く、これからもっと良い演奏を伝えなければならないという考えだけでいっぱいだ」と感想を語った。

5月25日から開かれた今回の大会では、大陸別予選を経て選ばれた15カ国の30歳以下のピアニスト30人が技量を競った。韓国人参加者5人のうち、ソンウ・イェグォンとキム・ダソル、キム・ホンギが12人が競う準決戦に進んだ。このうち、ソンウ・イェグォンが6人までが進む決戦に進出した。

彼は、「何度もコンクールに参加したが、怠惰のために練習をきちんとしないなど、悔しいことが多かった。それだけに、今回が自分の人生の最後のコンクールだと思って、悔いを残さないように努力した」と話した。

2015年にインターナショナル・ジャーマン・ピアノ賞で優勝したのをはじめ、スイスのヴァンドーム・プライズ(2014年)、仙台国際音楽コンクール(2013年)などで優勝し、名をはせた。彼は、「他のコンクールよりは気を使って練習したが、コンクールの途中に風邪がひどくなり、最高の演奏を聞かせてあげることができず、少し惜しい。それでも最後まで集中しようとした」と話した。

世界3大コンクールと言われているショパンコンクール、チャイコフスキーコンクール、クイーンエリザベスコンクールに匹敵する権威を持つヴァンクライバーンコンクールは、全面的な支援と米国での演奏機会が多く与えられる。彼は、「これからは普段やってきたのと同じように、スケジュールを無理せず、バランスを取りながら、私が感じる本当の気持ちを演奏の際にそのまま伝えるために努力していきたい」と話した。



金東昱 creating@donga.com