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徳寿宮の石畳道、英国大使館の一部区間を8月に開放

徳寿宮の石畳道、英国大使館の一部区間を8月に開放

Posted June. 05, 2017 08:39,   

Updated June. 05, 2017 08:41

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外交公館によって途切れた「徳寿宮(トクスグン)石畳道」の一部区間が一般に開放される。

ソウル市は4日、中区(チュンク)の徳寿宮の石畳道のうち、駐韓英国大使館に遮られて途切れた一部区間を石と黄土などで新装し、8月に開放すると明らかにした。2014年にソウル市は英国大使館に石畳道全体の開放を提案した。しかし大使館側は、セキュリティの問題などを挙げて全面開放は難しいという考えを明らかにした。その後、双方は協議を重ね、昨年10月に一部区間の開放で合意した。対象区間は大使館正門から裏門までの約170メートルのうち裏門側100メートルの区間だ。ここは、ソウル市が所有していたが、大使館側が1959年に占用許可を受けて使用している。

ソウル市は現在、アスファルトで舗装されているこの区間の地表を環境にやさしい素材で作られた石で包装し、道の両側に黄土を敷く計画だ。地面の石材は景福宮(キョンボククン)の石畳道に似たパターンで構成し、伝統の雰囲気を生かす予定だ。

また、夜間利用のための照明も設置される。歩行者の視野を邪魔しないよう光が塀だけを当てるように設置される予定だ。明るさだけでなく色の温度も季節に合わせて調節できる環境にやさしいLED照明だ。祭りの期間などにはプロジェクターを利用して石垣を背景に映像を上映することもできる。

現在、大使館の裏門は撤去されており、歩行者の安全のためにボラード(車両通行止めのための杭)が設置される。そして、再整備区間が終わる地点の近くに新しい裏門を作る模様だ。ソウル市は最終設計案を近く確定し、今月中に工事を開始する予定だ。今回除かれた70メートル区間を開放するかどうかも大使館側と協議する計画だ。



洪禎秀 hong@donga.com