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沈薫小説「常緑樹」の東亜日報連載初回の紙面に会う

沈薫小説「常緑樹」の東亜日報連載初回の紙面に会う

Posted April. 26, 2017 08:38,   

Updated April. 26, 2017 08:40

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1930年代に東亜(トンア)日報が行った「ブナロード(民衆の中に)運動」の文学的代表作である沈薫(シム・フン、1901〜1936)の「常緑樹」の初回が掲載された新聞の紙面を目にできる展示が行われる。

国立中央図書館は6月18日まで、「毎日読む楽しさ - 読者が熱狂した新聞小説」と題した展示を、ソウル瑞草区(ソチョグ)にある国立中央図書館の本館1階で開く。「常緑樹」は東亜日報創刊15周年の記念公募展に当選して、1935年9月10日から翌年2月15日まで、東亜日報に連載された。挿絵は、靑田・李象範(イ・サンボム)画伯(1897〜1972)が描いた。この新聞の紙面は、国立中央図書館の貴重本書庫に保管されたものであり、保存に及ぼす影響を考慮して28日までは当代に発行された実際の紙面が展示されるが、その後はコピーが展示される。

「血の涙」(李人稙・1906年)、「無情」(李光洙・1917年)、「自由夫人」(鄭飛石・1954年)など、近代主要小説の多くが新聞から誕生した。新聞連載で人気を集めた崔仁浩(チェ・インホ)小説家(1945〜2013)は、「新聞は作家らの呼吸を長くて強い体質にしてくれるハードトレーニングの舞台であり、無名の歌手らを華やかプリマドンナとしてデビューさせるカーネギーホールだ」と書いたこともある。

今回の展示は、このような新聞小説の110年以上の歴史を一目で見られるように構成された。新聞小説に入った挿絵、新聞小説を原作にしたドラマと映画なども紹介され、観覧客の体験活動も用意される。



趙鍾燁 jjj@donga.com