ドリーバー教授は、カリフォルニア工科大学のキップ・ソーン名誉教授、マサチューセッツ工科大学のレイナー・ワイス教授とともに1992年、米国に「レーザー干渉計重力波天文台」(LIGO)を設置した。米ワシントン州ハンフォードとイジアナ州リビングストンの2ヵ所に設置されたLIGOは、アインシュタインが約100年前に予測した重力波を2015年に初めて検出した。英グラスゴー大学で博士学位を取得した彼は、1970年から重力波を研究し、1977年からカリフォルニア工科大学教授に在職している。
昨年、ドリーバー教授は、ソーン教授、ワイス教授とともに「グルーバー宇宙論賞」、「ブレイクスルー賞」など世界的な学術賞を受賞したが、病気のため授賞式には参加できなかった。ソーン教授は、「ドリーバー教授は私が知る最も創意的な物理学者だった。彼の大きな絵のお陰でLIGOの核心アイディアが生まれた」と強調した。
송경은 동아사이언스 기자 ソン・ギョンウン東亜サイエンス記者 kyungeun@donga.com