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「第2のアンナ・ネトレプコ」アイーダ・ガリフッリーナと電子メールでインタビュー

「第2のアンナ・ネトレプコ」アイーダ・ガリフッリーナと電子メールでインタビュー

Posted February. 21, 2017 08:53,   

Updated February. 21, 2017 08:54

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最近オペラは、「聞くもの」から「見る総合芸術」へと進化している。このような傾向の中、ソプラノ「アンナ・ネトレプコ」(45)は、歌はもとより、清純なルックスに映画俳優顔負けのドラマチックな演技力で世界トップについた。

「第2のアンナ・ネトレプコ」と呼ばれる大型ソプラノが登場した。最近、世界的クラシックラベル「デカ」を通じて、デビューアルバム「アイーダ」を発売したアイーダ・ガリフッリーナ(30)がその主人公だ。彼女と、韓国内メディアとしては初めて、電子メールでインタビューをした。

ガリフッリーナは2013年、世界的テノール「プラシド・ドミンゴ」が創設した国際オペラコンクール「オペラリア」で優勝し、世界中にその名を知らせた。ドミンゴは当時、彼女に向かって、「今日最も注目すべきオペラの歌姫の一人だ」と評した。

「オペラリア」コンクールは、一晩で私のすべてを変えました。デカから連絡が来ましたし、ウィーン国立オペラ劇場から契約オファーが届きましたね」

昨年、映画俳優メリル・ストリープが主演した映画「フローレンス」で、オペラの歌姫役「リリーポンズ」として登場し、再び注目を集めた。

「映画監督は、リリーポンズに似た容姿に、オペラのアリアの中でもかなり難しい『鐘の歌』を歌えるソプラノを探していましたね。提案がきたので、いいと答えましたよ」

ロシアのカザンで生まれた彼女は、子供の頃から優れた歌唱力を持っていたので、聖歌隊指揮者である母親の勧めで声楽の授業を受け始めた。

「私の名前は、ヴェルディのオペラ『アイーダ』を連想させますが、将来、私が声楽家になることを両親は知っていたような気がします。『アイーダ』は、アラビア語で『贈り物』という意味だそうです」

3年前、氏はソウル芸術の殿堂で行われた「平和音楽会」で初めて、韓国内ファンの前に立った。当時、韓服を着て、「懐かしい金剛山(クムガンサン)」や「密陽(ミルヤン)アリラン」を韓国語で完璧に覚えて歌った。

「初めて歌った韓国の伝統歌が本当に良かったんですね。韓服を着たのは芸能事務所のアイデアだったんですが、私のために特別に作ってくれました。ロシアに帰るとき、美しい思い出と共にその服も持って行きたいと思うほどきれいでした」

最近、多くのオペラ劇場や演出家らは、容姿を重要だと考えている。彼女も自分の容姿が強みだと思っている。先月、彼女が主役を演じてウィーン国立オペラ劇場で行われた「ロミオとジュリエット」は、世界に中継された。

「外見は、歌唱力と同じくらい重要です。数万人の観客やカメラが見守る大舞台で公演するときは、美しく映らなければなりませんから」

17日、チェコのプラハで、生涯初の単独コンサートを行った彼女は3月から、フランス・パリやオーストリアのウィーンなどで開催されるオペラに出演するなど、多忙な日程をこなす予定だ。

「これからも常に歌手であり、女性として幸せになりたいと思っているし、私の歌で他の人たちも幸せになれればと思います。もちろん、機会があれば韓国でもコンサートを開きたいと思います」



金東昱 creating@donga.com