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イ・ウンミの物悲しい歌「花」、NYファッションショー会場に鳴り響く

イ・ウンミの物悲しい歌「花」、NYファッションショー会場に鳴り響く

Posted February. 13, 2017 08:26,   

Updated February. 13, 2017 08:28

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「きれいな花びらを取って水に流し/返り咲きしたい花/残酷に自分の足で踏みにじって/あの中に埋めてしまい/私も知らずうちに流れた涙をそっと拭う/私の花はいつ頃咲くだろうか/私の花はいつ頃咲くだろうか」

10日(現地時間)午後、米ニューヨークのマンハッタンで韓国人歌手イ・ウンミ氏の物悲しい歌「花」が観覧客の耳をひきつけた。スカイライトクラークソンスクエアでニューヨークファッションウィーク(9~16日)の期間に合わせて開催された「コンセプト・コリア・ファッション・ショー」の現場だった。

文化体育観光部と韓国コンテンツ振興院(KOCCA)が主催した今回のファッションショーには、ヨハネックスのキム・テグン・デザイナー(35)やキミジェイのキム・ヒジン・デザイナー(31)、グリディアスのバク・ユンヒ・デザイナー(39)がそれぞれ独特なコンセプトの作品を披露し、500人あまりの観覧客から大きな拍手を受けた。歌謡「花」をランウェイのBGMに選んだキム・テグンデザイナーは、「歌手になりたいという切実な夢を持つ一人の貧しい女の子が、つらい一日を終えて涙を浮かべて歌う歌という意味を盛り込んでいる。歌からインスピレーションを得て、複雑な現実世界と、まだかなえていない夢を表現した」と語った。

キム・ヒジン・デザイナーのコンセプトは、清掃員や廃棄物だった。氏は、「廃棄物で簡単に見ることのできる無彩色を活用し、公共財や制服で見られる繊細なシルエットを再解釈した」と語った。パク・デザイナーは、「映画『シャーロック・ホームズ』の時代的背景からインスピレーションを受けたクラシックな市松模様やグリディアスならではの独特なアイデンティティで、女性らしくてカジュアルなシルエットの衣装を作った」と説明した。

ニューヨークファッションウィークの共同創始者の一人であるファーン・マリス氏は、ファッションショーの直後に、「『コンセプト・コリア』に参加した韓国のファッションデザイナーたちが、自分ならではのユニークなファッションコンセプトを披露した。多彩なカラーや素材を用いたレベルの高いコレクションは、グローバル市場でも注目されるだろう」と好評した。同日のファッションショーには、女優の黃薪惠(ファン・シンへ)やクララなども出席した。黃薪惠の娘であるモデルのイ・ジンイ氏が「特別ゲストモデル」として参加して目を引いた。



夫亨權 bookum90@donga.com