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慶州で未完成王陵とみられる遺跡発見、新羅孝成王の墓か?

慶州で未完成王陵とみられる遺跡発見、新羅孝成王の墓か?

Posted February. 10, 2017 08:21,   

Updated February. 10, 2017 08:30

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慶尚北道慶州市(キョンサンブクド・キョンジュシ)で、未完成王陵とみられる遺跡が発見された。これまで学界では、神文(シンムン)王陵や炤德(ソドク)王妃陵と推測してきたが、発掘の結果、聖徳(ソンドク)王の次男である孝成(ヒョソン)王(?~742)の墓である可能性が高いことが分かった。王が死ぬ前に、自分が埋葬される墓を事前に造成するいわゆる「壽陵」が、新羅で行われたという解釈も出ている。

発掘機関である「ソンリム文化財研究院」は、「皇福寺址三層石塔から13メートル離れた発掘現場で、王陵に入る複数の石材や建物の跡、塀、道路、銘文瓦などが確認された」と9日明らかにした。石材の北東側の王陵の敷地に、封墳や内部石室が造成されていないことを考慮すれば、王陵の造成が突然中断されたものと見られる。

これと関連して、三国史記には在位期間がわずか5年だった孝成王が、死ぬ直前の遺言に基づいて火葬されたという記録が出ている。大田(テジョン)大学のイ・ハンサン教授(考古学)は、「壽陵制度に基づいて、孝成王の生前に王陵が造成され始めたが、突然火葬されたので未完成の状態で残った可能性がある」と説明した。



金相雲 sukim@donga.com