韓国配給会社の関係者は16日、東亜(トンア)日報の電話インタビューで、「新海監督が約束を守るために、再び韓国を訪れるという意思を明らかにした」と言い、「今詳しい日付について話し合っている」と話した。さらに、「当時、スケジュールのために実現できなかったメディアとのインタビューなども行われるだろう」と付け加えた。爆発的人気のため、約束から約2週間後に再び韓国行きを決めたのだ。
今のこの傾向が続くことになれば、今週中に観客300万人の突破は確実とみられる。その場合、「アニメの神様」と呼ばれる宮崎駿監督の「ハウルの動く城」(302万人)を抜いて、韓国内日本アニメの興行記録を更新することになる
新海監督は自分のツイッターに、韓国で公開から5日間で観客100万人を突破したというニュースを伝えながら「夢のような気分だ」とコメントした。また、韓国訪問時に食べたタコカムジャタンの写真を掲載して韓国への愛情を示した。
この作品は、互いに体が入れ替わった男女高校生が、1200年ぶりに訪ねてくる彗星に立ち向かって、村を救うために努力するという内容だ。ストーリーはやや非現実的だが、「光の魔術師」と呼ばれている新海監督の優れた映像美が興行の原動力となっている。 2011年の東日本大震災をモチーフにしたこの作品を見た韓国人観客の中には、「旅客船セウォルの惨事が思い出される」と涙ぐむ人たちが多い。新海監督はこの作品で、日本で1700万人を超える観客を集め、名実共に巨匠の仲間入りを果たした
張源宰 peacechaos@donga.com