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BC13世紀、韓半島最古の青銅器が発見

BC13世紀、韓半島最古の青銅器が発見

Posted November. 17, 2016 07:19,   

Updated November. 17, 2016 07:49

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韓半島で最も古い青銅器が江原道旌善郡(カンウォンド・チョンソングン)のアウラジ遺跡から発見された。

今回発見された青銅器は、平安北道新岩里(ピョンアンプクト・シンアムリ)の遺跡で発見された青銅器とともに紀元前13世紀まで遡る「早期青銅器」時代の遺物と推定される。既に韓半島中南部の最も古い青銅器は、麗水(ヨス)と全州(チョンジュ)などで発見された琵琶形銅剣で、紀元前10~9世紀の遺物だ。

今回の発見で、韓半島の中・南部で青銅器を初めて使用した時期が300年ほど早まることになった。学界では、早期青銅器の遺物は非常に珍しく、考古学界で早期青銅器の代わりに使った「無紋土器時代」という用語が破棄されるかも知れないという展望も出ている。

江原文化財研究所は16日、「今年3月に着手した第2次発掘調査で、青銅器と新石器、鉄器時代の住居地と支石墓など計109点の遺物が確認された」と明らかにした。2006~2007年の第1次発掘調査では、新石器と青銅器時代の住居地、竪穴、墳墓など46の遺物が調査された。

このうち最も注目されるのは、青銅器の住居地内で発見された青銅装身具だ。早期青銅器の代表遺物である刻目突帯文土器とともに発見されたこの装身具は、周辺の木炭の放射性炭素年代を測定した結果、紀元前13~11世紀のものと推定された。これまで慶州(キョンジュ)、淳昌(スンチャン)、春川中島(チュンチョンチュンド)などで早期青銅器の遺跡が発見されたが、青銅器は発見されなかった。江原文化財研究所のチェ・ジョンモ研究室長は、「韓半島の青銅器研究史を覆し得る画期的な発見だ」と評価した。

青銅装身具4点は、石の指輪のように薄い青銅のリングと管玉に似ている。特に、管玉に似た青銅装身具は韓半島で初めて出た形で、同時期に中国でも発見されていない。現場を見た李健茂(イ・ゴンム)前文化財庁長は、「中国から遠く離れた旌善で独特の青銅装身具が発見されたことは意味が大きい」とし、「伝来品ではなく独自に製作された装身具と見るべきだろう」と強調した。



金相雲 sukim@donga.com