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「エル・システマ」が生んだスター指揮者、週末にソウルの夜を彩る

「エル・システマ」が生んだスター指揮者、週末にソウルの夜を彩る

Posted March. 15, 2019 07:55,   

Updated March. 15, 2019 07:55

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米ロサンゼルス・フィルハーモニック(LAフィル)の音楽監督であり、ベネズエラの音楽教育プログラム「エル・システマ」が生んだスター指揮者、グスターボ・ドゥダメル氏(38)がLAフィルを率いて来韓公演を行う。LAフィルとは2015年に続き2度目で、08年にエル・システマ楽団「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ」との来韓を合わせれば3度目だ。16日午後8時、ソウル瑞草区(ソチョク)の芸術の殿堂コンサートホール。

今日の米社会でドゥダメル氏の名前は一人の指揮者を越える。「アマゾン・ビデオ」が14~18年に放映したドラマ「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」は、ドゥダメル氏をモデルにしたラテン系「アフロヘアの指揮者」ロドリゴを登場させて人気を呼んだ。幼少期からの友人だった妻と離婚した2年後の17年、スペイン人女優と再婚するなど、私生活も注目される。先月の米アカデミー賞授賞式にドゥダメル氏が指揮するLAフィルが参加した。

しかし、ドゥダメル氏とLAフィルが「大衆文化の感性にすり寄る楽団」と考えては困る。マーラー交響曲第1、5、7、9番をはじめ、ドゥダメル氏がLAフィルを指揮してドイツ・グラモフォン(DG)から出すアルバムは、「広大でゆとりのある演出、うまいテンポ、音量の配分、リズム感」が認められている。

15年の公演で、マーラー交響曲第6番「悲劇的」を演奏したドゥダメル氏は、09年にLAフィル就任演奏会で演奏したマーラー交響曲第1番「巨人」を今回演奏する。ピアニストのユジャ・ワンは、米の現役作曲家ジョン・アダムスがドゥダメル氏のために書いた新作「悪魔は全ての名曲を手にしなければならないのか(Must the devil have all good tunes?)」を演奏する。ドゥダメル氏は、LAフィル就任演奏会でもアダムスの曲「シティ・ノワール」を演奏した。

ドゥダメル氏の祖国であるベネズエラは最近、苦難に直面している。彼はどう思っているのか。ベネズエラ出身のピアニスト、カブリエラ・モンテーロ氏は14年、ドゥダメル氏に対して、「独裁政権に迎合している」と非難したことがある。17年、17歳のヴァオリニストがデモ中に死亡すると、ドゥダメル氏は「政府が国民の声を聞かなければならない」と声を上げ始めた。昨年、スペイン国籍を取得して以降、さらに大胆になった。今年1月、米ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに名前が刻まれた時も、「国民の多数の声が尊重されなければならない。彼らと共にする」と述べた。

17日午後5時、ソウル松坡区(ソンパク)オリンピック体操競技場では、ドゥダメル氏が指揮するLAフィルのジョン・ウィリアムズ映画音楽コンサートも開かれる。6万~18万ウォン。 16日の芸術の殿堂コンサートは7万~35万ウォン。


ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com